宇宙共通言語の最強意訳ツール@ VOYAGERコラム 【 ⅩⅧ  MOON 】〜Part.1

ⅩⅧ MOON  = 見えていなくても作用し続けている

ボイジャーカードの大アルカナ18番  : Moon

6×3・9×2 = 18(9)という数秘を持つカード、MOON。

月は地球の唯一の衛星であり、地球から見て太陽の次に明るく、‟太陽”に対して‟太陰”という名を持つ、地球とは切り離して考えることのできない重要な天体です。

このカードのセンターにいるのは女性性の象徴としての ‟ 女神アフロディーテ ”、そしてその後ろに控えるのは男性性の象徴としての太陽神アポロンです。

この二対はこの事象世界における陰陽の象徴であり、他にもこのカードにちりばめられた二対のシンボル、夜目の利く森の賢者ふくろう、倍音で遠吠えする狼、地球電磁波と星の音と共振するイルカ、これらすべてがさまざまな対比と相称、そしてその連鎖・連動性を伝えてきます。

カード左下方に配されたスカラベは、球状の糞を転がす姿から古代エジプトにおける太陽神ラーの変化=‟ 太陽神ケプリ ”の象徴でもあり、たとえ一匹しかいないようにみえても対の存在を示し、さらに月・地球・太陽、それぞれにとってのさまざまな 連鎖・連動性と共に、どちらか一方だけでは成立し得ない相互関係があることを伝えているのです。

ボイジャーに於いて 【 18 MOON 】 は、四大エレメントの一つ、『 水 』 の代弁者= CUP に関わるすべてのカードを包括するカード となります。

すなわち ‟ 感情・潜在意識・潜在無意識・集合意識・集合無意識・霊力・第六感・超能力……” などなど、いわゆる見たり触れたりできなくても、有りとして在るものを映すものの象徴でもあります。
地球と月の関係性においても、相互作用している引力の視えないチカラを、本来のわたし達は潮の満ち引きや月経周期、延いてはホメオスタシスなどを通じて日々体験し続けています。

ラテン語でLUNAといわれた月には 「 ルナティック 」 という言葉がありますが、例えば満月を見たら狼男に変身してしまうような、‟ 理性では制御できない内から突き上げる衝動 ”のようなものを、月の ‟ 視えない作用 ” とみなしてそのように表現されたのでしょう。

実際、わたし達が日常的に 「 わたしのもの 」 と捉えている 『 感情 』 、怒りや喜び、妬みや賞賛、出世や恋愛にまつわる衝動、実はそれさえも 現場のわたし達には認識も制御もできない領域で働いているチカラに後押しされているのかもしれないのです。

このMOONのカードは、たとえ五感で捉えることが出来なかったとしても、常にわたし達の日常のすべてに作用し続けている 『 見えないチカラ 』 が大きく働いているときに現れ、もっと大いなる働きからのメッセージを伝えようとしているのです。

先日、日本時間西暦2018年1月31日に確率的には265年に一度とも言われるとても珍しい皆既月食= 「 スーパーブルーブラッドムーン 」 がありました。
今年最大級の大きさに見える満月「スーパームーン」と、ひと月で2回目に起きる満月である「ブルームーン」、皆既中に血のような色にみえる「ブラッドムーン」、の3つが同時に起きた 「 スーパー・ブルー・ブラッドムーン 」 。

皆既月食 : https://www.nao.ac.jp/astro/feature/lunar-eclipse20180131/

 

日本を含む東アジアでのスーパーブラッドムーンは、前回の1982年12月30日から36年ぶりのこと。

皆既月食自体は、2015年4月4日から3年ぶり。

3年前の4月4日と言えば個人的にはわたしが初めて熊本に招いて頂き開講したスターチャイルド講座の初日がその日、翌日がイースター復活祭というタイミングと重なった日から3年ぶりの皆既月食でした。

スーパームーンといえば、3.11の直後に地球と月とが最接近するエクストラスーパームーンとプレアデスと地球が11万年ぶりに最接近した星回りとも重なった稀有なる星回り。

この時は空港がなんとか動き出したと同時にエジプトに向かい、ピラミッドそばのホテルの庭園で空を見上げてプレアデスワークをした日でした。
http://www.ambassadorsoflight.net/jp/touregypt2011mar.html

 

——Part.2へ続く——