元カレが忘れられないあなたへ~断ち切る勇気の無い者は不幸の螺旋を抜けられない~

今の彼には申し訳ないけれど元彼のことがどうしても忘れられない。そういう相談を受けることがあります。

元彼を忘れられないのは、利己的で浅はかな恋愛感しか持ち得ていないから

当人たちの意思とは関係なく、死別やお国柄など、特別なケースで
別れを余儀なくされたケースを除いて、今、付き合っている男性が居るけれど
昔の彼が忘れられない、という相談に対して私は僅かな憤りを感じています。

相談者が元彼を忘れられない原因は、現在、相談者が付き合っている彼が、
彼女にとって「元彼を超えられない存在」だということ。
また、その程度の信頼関係しか築けていない相手だからに他なりません。

それを自分自身、心の中で薄々理解していながら、どちらの相手にも
見切りをつける事が出来ずに、今の彼と付き合っている。

それは今の彼にとって「最悪の屈辱」であり、相談者が利己的で
浅はかな恋愛感しか持ち得ていない事の証明に他なりません。

もし本当に相談者に、心から愛する事の出来る「運命の人」が現れたなら
元彼を思い出す隙間など全くありはしないのです。

元彼がうんぬんの前に、本当に今の彼が相談者に必要なのでしょうか?

 

元彼を忘れるには……?

なんとなく寂しいから……
本気で好きな訳でもないのに、好きだと言ってくれる彼を手放せず
ただズルズルと惰性で一緒にいるのではないでしょうか?

「元彼をどうやったら忘れられますか?」
その愚かな質問に対する答えは単純明快です。

心の中に「恋愛のビーカー」があるとしましょう、
そのビーカーにはメモリが10まであります。
そこにあなたが、すでに何の得にもならない男を6メモリまで容れていたとしたら
10のメモリが必要な素敵な男と出会っても、そのビーカーに入らずに去っていくのです。

相談者が元彼以上に心から愛する事が出来るパートナーを見つける。
その為にまず、必要のない縁や依存からくる想いは断ち切る事が大切なのです。

惰性の関係性に甘んじ、自ら断ち切る勇気の無い者が幸せにはなれません。

 

綺麗な花を咲かせるためには当人の献身的な努力が必要です

相談者のその身勝手で利己的な愛が、今の彼をも無意識に傷付け、
相談者自身をも苦しめているという事に気付く必要性があるのです。

また相談者の中には
「私は何処に行けば運命の人に出逢えるのでしょう?」
と質問してくる人が居ます。

例えるならば、彼女たちは愚かにも
「一番綺麗に咲く花を何処にあるの?」と全て人任せの相談をしているのです。

自分がどんな花を咲かせたいのか? それさえも判らずに。

綺麗な花を咲かせるためには
「良質の土壌」
「日当たりの良い環境」
「定期的な水遣り」
などなど、当人の献身的な努力が必要不可欠です。

その努力の成果として、綺麗な花が咲くのですから。

サン・テグジュペリの「星の王子さま」のお話しかり、
世界で一番綺麗な花とは、大衆が賞賛する高価な花などではなく、
自らがたっぷりと愛情をかけ、苦労をして、育てた花なのです。

それをまた分かりやすく説明するのですが
「確かにそうだろうけど、もっと他に楽な方法はありませnか? 時間ないので。」
と返してくるスゴい相談者も希に居らっしゃいます(笑)

 

「努力せずに幸せになりたい」それは現実逃避です

こちらでも何度となく書いていますが、霊能者はサービス業ではなく、
苦労や痛みなくして幸せに気付けるはずもなく、努力をしたからこそ、
人は、人生に充足感や達成感を感じる事が出来るものなのです。

努力はしたくない……
それは手放せない……
でも幸せにはなりたい!

それはただの現実逃避なのだという事に気付かない限り、
その相談者は永遠に不幸の螺旋を回り続ける事になるのです。

 

スピリチュアルリーダー クロ戌

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