遅すぎる出逢いはない。~我々がこの世界に生まれた理由~

スピリチュアル・リーダー クロ戌です。

人は皆んな、それぞれ定められた螺旋状の運命の上を歩いています。

そのお互いの運命の螺旋が重なり合った時、人は、人と巡り逢うのです。

遅すぎる出逢いはありません。

人との出逢いはとても数奇なもので、全ての出逢いは必然であり、

人は皆んな出逢うべくタイミングで出逢うものなのです。

それを時に人は「運命」と呼ぶのでしょう。

しかし出逢うタイミングは、その時代によって様々で、
前世ではとても早くに巡り逢い、苦楽を分かち合ったパートナーも、
螺旋のタイミングがずれる事で、現世では人生の幕引きの間際にようやく
巡り逢う事ができたり、または今世では出会う事が出来なかったり……。

運命の歯車というのは、とても流動的で、
人生における「選択」や「環境」によっても様々な変化をもたらすのです。

『彼にもっと早く出会いたかった……』
相談者からそんな言葉をよく耳にします。

その時に僕はこう相談者の女性に答えます。

例えば貴女が、今の彼ともっと早く出会っていたとして、
貴女は今と同じように彼を愛することが出来たでしょうか?
彼もまた今のあなたが心から慕う、魅力的な男性だったでしょうか?

お互いが様々な選択を自らの力で乗り越え、失敗から学び、
成長してきたからこそ、今このタイミングで、共に同じような感受性を
分かち合える関係のもと、巡り逢ったのではないでしょうか?

2人は出逢うべき時期に出逢ったのです。
遅すぎる出会いなんて無いのです。……と。

前世で親子だった二人が今世では世代が重なり、恋人になったり・・
前世で子供にした罪を、今世で自分の親として生まれた子供にされたり・・

我々がこの世界に生まれた理由。
それは「魂の修行」を重ねるためです。

 

過去世で果たす事の出来なかった「宿題」は今世で繰り返し、させられます。

「今世は諦めたから来世から頑張るわ……」
そんな事を言う方がたまにいらっしゃいますが、これはもう「愚の骨頂」です。

この世界は「魂の修行」のために設けられているのですから、
自分がやりたくない事、嫌な事から目を背け、逃げ続けてきた人間は
来世でも同じ宿題が課せられるのです。

現在、旦那から目を背け、嫌な事に蓋をして生きている女性は
来世でもまた同じ男、または同じような魂の男と結婚する羽目になります。

「現世」で出来ない事を「来世」で出来るはずがありません。

だからこそ人間というのは、他力本願に幸せを願うのではなく、
自分自身が変わる努力を常に行わなければならないのです。

この現世に存在する限り、私たちの「心」は肉体によって包み隠されています。
だからこそ、愛する人に自分の本心を伝えるための努力が必要です。

私たちは皆んな、愛と言う名のもとで、何度も何度も傷つきながら、
言葉で……目で……耳で……そして触れる事で、自分の心を相手に伝える努力を
繰り返す事が、現世において最も大切な「人生の修行」なのではないでしょうか。

『あなたに私の心を見せられたら、どんなに良いだろう……』と涙し、
伝えきれない想いに一喜一憂を繰り返しながら。

願わくば、あなたが出逢うべくして出逢った、全ての人に対して、
目を背けることなく、自分をさらけ出す勇気を持って欲しいのです。

スピリチュアル・リーダー クロ戌

 

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