占いに人生を振り回されないために必要な事〜占い師とはどのように あなた方の未来を紐解いているのでしょうか?

努力をしている者に授けれらるギフト。 人はそれを「奇跡」と呼びます。

スピリチュアルリーダーのクロ戌です。

前回の記事はこちら→https://www.el-aura.com/kuroinu20170717/

 

では世間一般的な占い師とはどのように
あなた方の未来を紐解いているのでしょうか?

実は占い師の多くは「命学」と呼ばれる統計学的な
占術に基づいて、相談者の未来を予測しています。

彼らは相談者と対峙したとき、または受付の際に
相談者の生年月日を聞き出しているはずです。

今の日本の占い師の殆どが「命学」という
生年月日から相談者のパターンを紐解いていく
「統計学」「主軸」としているからです。

「命学」は数千年の歴史が育んだ人類の叡智であり、
人の一生をバイオリズム化する事によって吉凶を
判断する「根拠のある運命ツール」と呼べます。

古くは5千年以上前にインドで生まれたとされる
「命学-運命学-」ですが、数千年の時を経て、
世界中に認知され、現代の占いの雛形となったと
伝えられています。

中国を渡り、日本にも伝来したこの「命学」は
知らず知らずのうちに我々の生活にも密接に
関わりをもっていて、その代表的な一つが
「厄年」と呼ばれる風習でしょう。

厄年に神社仏閣で厄落としをするという風習は
古くからありますが、皆が皆、「厄年」に不幸になる
わけではありませんよね?
気付いたら厄年なんて終わってたという人も
決して少なくないのではないでしょうか。

つまり、もしあなたが悪質な占い師に出会い、
「今年は大殺界だから何やっても上手くいかない」
とか「引越しも結婚も運気が悪くダメ」などと悪い未来を
告げられても、あなたがそれを深く気を病む必要など全く
無いのだという事を覚えていて欲しいのです。

 

「統計学」に基づいた占いに限らず「絶対」はないのです。

「座っているだのでズバリと当たる!」などのキャッチコピー
よろしく、占い師に生年月日さえ伝え、ただ座っているだけで
相談者の性格・長所や短所・相性や運気の流れを教えてくれる
ツールである「命学」のこの利便性とお手軽感が日本中の
占い業界に最も浸透した一番の理由と言えるでしょう。

「手軽で簡単、良いアドバイスだけ聞けたらいい。」
というスタンスで占いに通う相談者も多いと思います(笑)

しかし、一見、とても便利なこの「命学」という占いに通う
相談者が陥るある「落とし穴」があります。

相談者の未来に対して漠然とした希望を与える
占いというのは時に相談者の未来を蝕む事になり得るのです。

・自分が何が悪いかわかってるけど変えられない。
・あなたの言っている事は正論だけど誰もが
あなたのように強い人間ではない。

そういう考えを持つ人たちを食い物にするのも
「占い」という名のサービス業が持つ「闇」と言えるでしょう。

人の弱みに付け込み、統計学的見地を、さも霊能力であるかの
ように振舞い、人を陥れる人間も少なくないのです。
占いが「コンプレックス・ビジネス」と呼ばれる所以でしょう。

 

占いに人生を振り回されないために必要な事。

まずは根拠の乏しい不確かなものに縋るのでなく
【どう問題を理解し、壁を乗り越えるべきか?】
を相談者自身がしっかりと考えること、と
【今の自分に何が足りないのかを知ること】
がなによりも大切なことなのです。

スナック菓子を貪りながら、ライ〇ップに行って
「痩せたいから痩せさせてよ。食べる量は減らせないけど」
と訴える人が痩せることができないのと同じで
楽して幸せになりたいと願う者
誰かに幸せにして貰いたいと願う者に
神は手を貸しはしません。

占いに傾倒し、ジプシーを繰り返しながら
自分の弱点には全く目を向けようとはせず
状況や環境を言い訳に、常に自分にとって
楽な選択ばかりしている人を幸せにする事が出来る
人間など存在しないのです。

どんなに優れた医者であっても
努力を放棄する患者を完治させられないように……

本来、占いもスピリチュアル・カウンセリングも
自分にとって都合の良い考えを
肯定するためのツールではありません。

自身の変わろうとする強い意思が必ず運気を
向上させる事を忘れてはいけませんが、同時に
時に執着を、思い込みを、依存を手放す事でしか
前に進めない時が人生にはあるのです。

努力をしている者に授けれらるギフト。
人はそれを「奇跡」と呼びます。

「奇跡を起こすのはあなた自身」
だということを忘れずに生きること。

占いにあなたの大切な人生を預けない。
他人の言葉に振り回されないためにも。

 

霊能者・クロ戌

 

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