【自分で入浴剤をつくる】
日本では季節の節目に、「お風呂になにかを入れることで、心身を健康に保つ」という思想があります。
「端午の節句」すなわち「5月5日」の「菖蒲湯」や、もうじき迫ってきている「冬至」の「ゆず湯」などが有名です。
どちらも「邪気を祓う力を持ったものを使うことで、エネルギーレベルで身体を浄める」という意味合いがありますが、実際の「薬効」もしっかりと存在しています。
そこで、今回は、台所にあるもので簡単にできる、さまざまな入浴剤の作り方を紹介しましょう。
【シンプルだけれども様々な効能を持つ 塩】
まずは、必ず台所に常備されているであろうアイテムである「塩」を使ってみましょう。
ただし、出来れば「精製塩」ではなく、「天然塩」を使うようにしましょう。使い方は簡単、入浴前に「塩をひとつまみ」お風呂に入れるだけでOKです。
効能としては、「血行を良くし、新陳代謝を高めてくれます」。そのために、お湯の温度はなるべくぬるめのほうが、ゆっくりと浸かれるのでオススメです。
また、「体内の老廃物を排出してくれる」というデトックス効果もあります。
スピリチュアルな効果としては、「ネガティブなエネルギーを浄化してくれます」ので、最もシンプルでありながら、様々な効能を持つ素材といえるでしょう。
【肌を美しく、身体を守る ハチミツ】
次も、シンプルな素材を使ってみましょう。
その素材とは「ハチミツ」。使い方は、湯船に大さじ2杯ほどのハチミツを入れるだけです。こちらも、合成されたものや、加工されたハチミツは使わずに、天然のものを使用しましょう。
美容の分野ではハチミツが持つ「保湿効果」はすでに認められていますが、お風呂にいれることで、保湿だけでなく、「美肌効果や、冷え性の改善」といった効能があるとされています。
また、「殺菌抗菌効果も強い」ので、身体を浄める意味でも活用できます。
ちなみに、スピリチュアルな意味としては、ギリシャ神話のゼウスがハチミツで育ったという逸話もあり、「不死身」と関係ある素材として知られていますので、抗菌作用などとあわせて、「身体をしっかりと守るために使う」ことができます。