志桜里さんが叩かれるのは不倫だから? それとも〜占い師から見る不倫の是々非々〜

脇の甘さもさておき、倫理の二重基準(ダブル・スタンダード)が、山尾志桜里議員への反発の大きさにつながっているかと思います。

こんにちは、よいぼしのなぎうたのkinaです。
占いでよくあるご相談といえば不倫があります。

その「不倫」が発覚したことで民進党幹事長から降ろされ、本人は否定していましたが離党したのが山尾志桜里衆議院議員。
山尾さんは色々叩かれているのですが、それは不倫だけが問題なんでしょうか?
今回は占い師から見る不倫の是非についてのお話です。

 

それはスキャンダル? 自業自得?「不倫がだめ」というよりも「不倫する人がそう見られてしまう」ということ

まず、不倫そのものは犯罪ではありませんので(当たり前ですが)警察に捕まる……なんてことはありません。
ただ単に不倫する人は、周囲から「脇が甘い」とか「欲望が抑えられない」とか「だらしない」と思われてしまい、同年代で既婚の友人や知り合いなら「自分の旦那や嫁が取られる可能性もないわけではない」と距離を置かれることが多いだけであって(ぉぃ)。
一般の方ならこの程度で済むわけですが、例えば警察官が事件の容疑者と不倫関係になってしまった場合、周囲やその報道に触れた人は、どのように感じるでしょうか?

単なる不倫ではなく「容疑者は肉体関係を通して警察官から情報を得たり、見逃してもらうことを考えていたのではないか?」「警察官の方は何をやっているんだ、職務怠慢ではないか」「今回だけでなく、以前にも同じようなことがあって、容疑者を逃した可能性もあるのではないか」という風に考える、いわゆる「忖度」が働いても仕方がありませんね。

同じように、もし山尾さんが民進党の幹事長に就任後に不倫疑惑が発覚したとして、特定の議員を重用していたら……おわかりですよね?
その議員さん自体が非常に有能だったとしても「あいつは山尾の不倫相手だから重用されている」という目で見られかねないんですよね
その議員さんが年下のイケメンだったらなおさらでしょう^_^;
そういう忖度が民進党や政治の場で働くことは、山尾さん本人にも、重用された方にも非常に迷惑なことではないかと思います。

 

他人に倫理を求めるなら、求める側に求められるものは? 倫理の二重基準の向こうにあるもの

今回の山尾志桜里議員の不倫疑惑では「山尾議員は元々検察の検事で、相手とされているのは離婚問題も扱う弁護士。
そんな二人が不倫をしたらどうなるだろうかわかってるのに、何で不倫してるんだ?」「民進党の幹事長に内定を受けて、注目されるのがわかりきっている時に密会をフライデーされるなんてどんだけ脇が甘いんだ?」という声もよく聞きましたし、「自民党の宮崎謙介元議員の不倫が発覚した時に散々責めといて、自分も同じことをやっていたのか? 宮崎元議員を議員辞職まで追い込んだら、自分も議員辞職するのが筋では?」「宮崎元議員にあそこまで言わなかったら、自分もそこまで言われなかったのに……」ということも言われていましたね。

他人に倫理を追求するなら、追求する本人は清廉であることが必要です。
「自分は不倫をしても良いけど、相手が不倫をするのはだめ」というのは、誰がどう見ても通用するものではないと思います。
一般の人でも「自分は不倫をしても良いけど、相手が不倫をするのはダメ」は通用しないですが、法治国家の政治家の場合、「自分は不倫しても良いけど、相手は不倫してはいけない」というのは、「自分は法律違反をしても良いけど、相手が法律違反をするのはダメ」という感覚に近いところにあるように思います。
脇の甘さもさておき、倫理の二重基準(ダブル・スタンダード)が、山尾志桜里議員への反発の大きさにつながっているかと思います。

山尾さんの疑惑発覚が「ダブル・スタンダードがどんなに恥ずかしいものかに気づいてもらう」という宇宙からの計らいだったらまだ救いがあるように思いますし、山尾志桜里議員が疑惑をすべて払拭して、ご自分の持ち場で輝いてほしいと思っています。

 

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