ノストラダムスの予言は終わっていない? 今だからこそ「恐怖の大王」の話

もしかしたら、あと200年くらいしたら、再びノストラダムスの予言は注目されるようになるかもしれません。 その当時はわからず、後になってから気づく……予言とはそういうものかもしれませんね。
ノストラダムスの予言は終わっていない? 今だからこそ「恐怖の大王」の話

こんにちは、「よいぼしのなぎうた」のkinaです。
1970年代から2000年になるまで、日本では「ノストラダムスの大予言」がまことしやかにブームになっていました。

それは、フランスのアンリ2世とカトリーヌ・ド・メディチに使えていた占星術師ノストラダムスの予言書に書かれた「1999年7の月、アンゴルモアの恐怖の大王が空から降ってくる。その前後、マルスは幸福の下に支配する」という内容で、「地球は滅亡する」と信じていた大人も多かったんです^_^;

皆様御存知の通り、現在は2016年で……地球は滅亡なんてしていません。
当然、ノストラダムスの「大予言」は外れたということになっていますが、果たして本当にそうなのか? というのが今回のテーマです。

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<イラク戦争は誰のため!? 恐怖の大王は空から降ってこなかったけど、マルスは幸福の下に支配する……>

ここは人間の心理がよく出ている話だと今は思うのですが、1999年の7月に恐怖の大王が降ってこなかった日本では、「ノストラダムスの大予言の日にちが間違っていた。本当は2001年の9月だ」な~んて言われてたりしました。
さて、その2001年の9月にアメリカを震撼させる出来事が起こります。

9・11、アメリカ同時多発テロです。

アメリカ同時多発テロを首謀したのはアルカイダで、当時のブッシュ大統領(息子)はアルカイダの本拠地であるアフガニスタンを攻撃、さらにその矛先はサダム・フセインが統治していたイラクに及びました。
イラクはアルカイダを秘密裏に支援し、さらに大量破壊兵器を隠匿しているということで、ブッシュ大統領(息子)はイラクに向けて父親と同じように戦争を仕掛けます。

いくつか違うのは、父親のブッシュさんはかなり周到に用意してイラクに戦争を仕掛けたのですが、息子はここで何度も(こっそり)連呼しているように父親に比べて詰めが甘く、世界の国が納得するような理由作りに失敗し、日本を含めた諸外国は勿論のことアメリカの国内世論ですら戦争に疑問を抱く人が多い状態で戦争が始まります。
その時のブッシュ大統領の宣言に、思わずドキッとしました。
彼はこう言ったのです。

「イラク国民の平和のために、この戦争を行う」と。

ノストラダムスの「1999年7の月に恐怖の大王が降ってくる」は当たっていなかったのですが、その後の「その前後、マルスは幸福の下に支配する」はその通りになったのですから……。
マルスは火星のことで、西洋占星術では戦争を意味します。

つまり「幸福」という名をもって戦争が行われる……と。
さて、イラク戦争の根拠となっている「大量破壊兵器」は見つからず、サダム・フセインが捕らえられ死刑になったことで、イラクは政治的にも混乱していきました。
イラクは古代シュメール文明が栄えた地です。ジグラッドに代表される遺跡もあり、それを観光資源としていけば石油以外で利益を得る可能性もあるのですが、それは当分難しいことになりそうです。
生きてるうちに、生でジグラットを見たかったんですけどねぇ(/_;)。

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<平和の下の支配が恐怖の大王を生み出した?! ノストラダムスの言っていた「恐怖の大王は」テロを繰り返す……>

今になって振り返ると、イラク戦争は西欧世界とイスラム世界の「パンドラの箱」となってしまったように思います。

「イラク国民の平和のため」に始まったイラク戦争はアメリカ諸国の勝利に終わり、アルカイダは消滅し、アルカイダを支援するイスラム組織、タリバンも力を失いましたが、それは新たな混乱の始まりとなりました。
ここらへんは複雑な話になりますが、過激派のイスラム教徒は「ISIS」という組織を立ち上げて、西欧諸国へのテロを用いて攻撃を繰り返し、悲しいことに時には一般人までが理不尽に犠牲になっています。
ノストラダムスの言っていた「恐怖の大王」とは個人のことではなく、ISISのようなテロ組織のことを指していたのではないかと思ったりします。

なお、ノストラダムスは「1999年に恐怖の大王が降ってくる」とは言っていますが「人類が滅亡する」とは言っておらず、「5050年に私の予言は終わる」と話しています。
もしかしたら、あと200年くらいしたら、再びノストラダムスの予言は注目されるようになるかもしれません。
その当時はわからず、後になってから気づく……予言とはそういうものかもしれませんね。

 

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