トンボが見つけてオバマが閉めるか、冥王星と核兵器の未来と

ある意味オバマさんは「冥王星がもたらす影響の象徴」とも言える人物だったのかもしれません。

こんにちは、よいぼしのなぎうたのkinaです。
今世紀、トンボーさんという天文学者に発見された冥王星は「準惑星」ということで、惑星とは違うとみなされました。
その冥王星が司るとされた領域は潜在意識と……核兵器を始めとする、原子力の力です。

今回は冥王星と核兵器の不思議な関係をば。

 

<天にあるものは地にあるものと同じ・前世紀最大の発明だった核兵器の開発は冥王星発見直後から始まっていた?!>

昔のオカルティストの言葉に、「天にあるものは地にあるものと同じ」という言葉があります。
簡単にいうと、ある星の配置は、地上にその象徴となるものをもたらす、という意味です。
これが西洋占星術の根本理念でもあります。

トンボーさんが冥王星を発見したのは1943年ですが、その時期は戦争中であるのは誰もがご存知のことと思います。
ヒトラー率いるナチスドイツと、東洋の小国だった日本がまさに破竹の勢いで世界を席巻し、アメリカとドイツはある新型の特殊武器の開発競争が行われていました。
それが原子爆弾(原爆)です。

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この開発競争に勝利したアメリカの原子爆弾は広島と長崎で利用され、多大なる被害を与えたのは皆様もよくご存知のことと思います。

第二次世界大戦が終わった後冷戦があり、原爆を始めとする核兵器はその力ゆえに各国で開発が進められ、結局地球と人類を何度も滅ぼすだけの核兵器が作られています。
ところが、当時のソ連にゴルバチョフという開明的な指導者が登場しました。
彼は「この体制は継続不可」と判断、ソビエト連邦は解体・消滅し、冷戦は終わりを告げました。
その後、科学の発展で冥王星は惑星としての基準を備えておらず、準惑星という位置づけに変わります。

 

<冥王星の影響が薄れたら見えてきた核兵器の悲惨な影響とオバマ大統領の登場で変わる世界>

「原子力」を象徴する冥王星が惑星の地位から転落すると、冷戦の終わりと重なり情報統制が緩和されて、核兵器開発の悲惨な裏側が徐々に明らかになってきました。
核兵器の実験場の近くに住んでいたためにヒロシマ・ナガサキと同じかそれ以上に放射能の後遺症で苦しむ人達、不毛の大地、涙ばかりの保証金で慣れ親しんだ土地を離れざるを得ない人達……。

改めて、「核兵器は誰も幸せにしない」なんて思っていたことを尻目に、アメリカ大統領の「ゼロの呪い」を跳ねのけてイラク戦争なんぞを引き起こしたブッシュ大統領は元気いっぱいで退任し(ちっ)、初のカラードのアメリカ大統領として選出されたバラク・フセイン・オバマ大統領はリーマン・ショックでボロボロだったアメリカの経済を上昇に転じさせ、911テロを引き起こした首謀者ウサマ・ビン・ラディンをあの世へ追放するという功績を残しました。

彼はもう一つ、アメリカ大統領として画期的な方針を発信していきました。

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(オバマ大統領/画像提供・ウィキペディア)

 

「子どもたちの未来のために、核兵器を廃絶していこう」と。

中々実現できることではないのですし、時代に逆行したい国もあるし、次期大統領の人選によっては逆戻りする可能性もありますが、ともかく人類は原子力を武力として用いない方向に少しずつ変わっていこうとしています。
ある意味オバマさんは「冥王星がもたらす影響の象徴」とも言える人物だったのかもしれません。

国の貧困を作り出す要因の多くは戦争だったりします。戦争って男手が取られるし、その男手が生産に回らず消費にのみ回ってしまうので、農業や工業が衰えて、結果国自体が貧困に向かうことが多いんです(戦争が強い国を見ていたらわかると思いますが、戦争が強い国は農業も強いです)。
そのことに気づいて、世の中に蔓延している戦争が終わる方向に進めば良いなぁ……と思います。
その過程で、核兵器廃絶の方向も見えてくるでしょうしね。

 

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