スターがスターである理由〜北海道テイストに溢れまくりなオーラの話 その3

お客様に対する一生懸命さが、にしきのあきらさんがスターと言われる理由だと思ってしまった夏の1日でした。

こんにちは、よいぼしのなぎうたのkinaです。
映画「飢餓海峡」で有名になった岩内町の隣には共和町という町があります。
ここは北海道ではブランドとなる、らいでんスイカの産地ですが、ここでは毎年8月のお盆過ぎに「かかし祭り」という、案山子をテーマにしたお祭りがあります。

例によって例の如く、ばんえい競馬が楽しみなぱぱ様とラジオの公開歌謡ショーを聴くのが楽しみなまま様のアッシーになり、かかし祭りを見に行くkinaだったりします。歌謡ショーには毎年豪華なゲストがいらっしゃいます。

かかし

 

<かかしの向こうにスターがキラリ☆これで誰が来たかわかったあなたはさすがです!>

共和町のかかし祭りでは、毎年ごく普通のかかしから空き缶で作ったかかし、もはやオブジェレベルのかかし、「……それはかかしと言うのか?!」というかかしと、とにかくかかしだらけになります。
かかし祭りの最大のお楽しみは、kinaにとってはかかしよりスイカとメロン。
特産のらいでんスイカとらいでんメロンを安く販売するんです(*^m^*)。

さて、ある年の公開歌謡ショーのゲストはにしきのあきらさん。
「生にしきのあきら(さん)を見た」という話は、きっと誰もが食いつく美味しいネタ(ぉぃ)……と、どこかで聞いたような言葉のような気がしますが、まま様が歌謡ショーの席についたところで他のお客様の迷惑にならないように後ろに下がり、にしきのあきらさんを写メで撮ってたkina。
その時はまだトーク中で、HBC(北海道文化放送……だったよな)のアナウンサー、ジャンボ秀克さんを相手に話をしているにしきのあきらさん。
そこにぱぱ様より「スイカをたくさん買って、車に積むのに大変だから手伝え」と指令が入り、渋々kinaはその場を後にしてスイカ運びを手伝うことになりました。
……いや〜、スイカを一気に3個運ぶって結構大変でしたよ〜。
うちのぱぱ様はスイカを5個くらい一気に持ってましたけどね。

かかし2

 

<ハーメルンの笛吹き光臨? カオスな現場にスターがスターである理由を見た!>

さて、スイカを3個抱えてひーひー言ってるkinaが歌謡ショーの会場を通りかかると、歌謡ショーの現場はすごいことになっていました。
ステージには歌って踊るにしきのあきらさん。
ここまではよくあることと思うのですが……そこに殺到するお客様。
老いも若きも男も女もなぜかにしきのあきらさんの歌に引き寄せられたかのようにステージに向かってわらわらと殺到しているのです。
しかも、その時点でまだにしきのあきらさんは名曲「空に太陽がある限り」を歌っていないんですよ!

その光景に思いっきり「ハーメルンの笛吹き」の話を思い出しました。
「これが物語だったら『ハーメルンの笛吹きに引っかからなかったのは、スイカに目がくらんだkinaのぱぱ様とそのお手伝いをしているkinaだけでした』って書かれるんだろうな〜」と思ったくらい、誰もがにしきのあきらさんのステージめがけて走っていたように思います。
ステージが終わって、まま様に「にしきのあきらの写メ撮った〜」と言っていたら、全く見知らぬ人に「すいません、私にしきのあきらの写メ撮れなかったんでメールで送ってもらえますか?」と声をかけられ、写メのやり取りをしたりするカオスな状態でした。
生にしきのあきらさんの写メですが……携帯電話を変えたので保存しておりませんで……(/_;)。

そのステージをkinaはスイカ運びできちんとは見ることができませんでしたが、にしきのあきらさんがなぜ長年芸能界で人気があるのか、その理由がわかったような気がしました。
炎天下の屋外で、ステージを見ているお客様を楽しませるためにとっても一生懸命なのが見ていて伝わってくるんですよね。
歌や踊りはもちろんですが、トークにもお客様が楽しんでほしいという気持ちが見えてくるような内容で、その気持ちがお客様にも伝わっているんだろうな、だからハーメルンの笛吹き状態でお客様が惹きつけられるんだろうな、と思います。
お客様に対する一生懸命さが、にしきのあきらさんがスターと言われる理由だと思ってしまった夏の1日でした。

 

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(トップ画像提供/公益社団法人 北海道観光振興機構HPより)