不倫を通すと見えてくる、結婚というシステムの本質~婚姻届は精神安定剤のような愛情の形

不倫をしても耐えられる人・不倫をしてはいけない女性の違いは ? 個人的に「不倫がなぜいけないのか?」という問いに関する答えは、「不倫という立場に、今は良くてもいずれ耐えられなくなって、傷つく女性の方が圧倒的に多いから」になります。

こんにちは、「よいぼしのなぎうた」のkinaです。
占いのご相談の中で特に多く、かつ叶えるのが難しい相談は「復縁」と「不倫」ではないかと思います。
不倫をしている方、特に女性の方を見ていると「気持ちが不安定になっているんだろうな~」と見受けられる方が多いです。
遊びならまだしも、本気だからこそより不安定になっているのかな? とも思います。

 

そもそも婚姻とは何を意図して作られているシステム? 実は意外にも……

不倫に関する占いをしていてよく感じるのは日本では、婚姻届は精神安定剤みたいなものなんだろうなということです。

もちろん、婚姻届のインクに精神安定物質が含まれている……ということではありませんσ(^_^;
婚姻届という、目で見える「愛情の形」があることで、「ダンナに愛されているんだ」という自信みたいなものが女性に出てくるんじゃないかと思うんです。
だから、少し位ご主人との間に波風が立っても「愛されているんだ」という目で見えている自信が女性を強くしているんじゃないかな?  と考えたりします。

不倫の場合、確かに彼は「愛している」とは言ってくれるけれど、愛情の形として目に見えるものが何もないんですよね……。「愛情は、目に見えないものなんだよ」と言いますが、不倫という立場の場合は「目に見える愛情」がないだけに愛情に不安がつきまとって、それがお客様を不安定な方向に駆り立てていくように見えてしまいます。

もっとも、「目に見える愛情の形」を残した場合はその時点で発覚の危険性=不倫の終わりの可能性はより高くなるので、「目で見える愛情の形は残せない」という側面もあるんですけどね。

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日本は一夫一婦制を採用していますが、浮気がちな男性にはとかくうらやましがられがちな一夫多妻制を採用している国でも、「全ての女性を満足させるシステム」がしっかりと採用されています。

新しい奥さんを迎えるためには今の奥さん全員の了承が必要で、一人の奥さんが「ダイヤの指輪が欲しい」と言ってプレゼントをした場合、他の奥さんにも同じダイヤの指輪をプレゼントしなければいけません。

そもそも一夫多妻制ができたのは「戦争未亡人の救済のため」であって、男性の欲望を満たすという意味合いとは異なるんですね。だからこそ、今いる奥さんも納得できる形を採った、みんなを大切にするシステムが必要だったんじゃないかと思います。

正直に言いまして、一夫多妻制は一見「男性がうらやましい」と思われがちですが実は女性側に相当気を使っているシステムで、男性側のお金遣いも気遣いも半端じゃなく、本当の意味で甲斐性のある男性じゃないと、一夫多妻制のシステムを十分に堪能できないでしょうσ(^_^;

逆に、民族ジョークで「不倫を推奨される」というイメージがつきまとうフランスは、ジョークにされる理由がわかるくらいフランス革命前でも公的に「愛人の存在」が認められるお国柄なのですが、「自分が不倫をする代わりに相手の不倫も認める。相手に不倫をされるのは自分に魅力がないから」という、それはそれで下手に不倫することが良いとは思えない風潮があります。

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日本の場合は「自分が不倫をするのは良いけど、相手の不倫は許せない」という方は男女問わず多いですからね……。

……という風に、世界中の婚姻システムを見回してみると、意外に女性の精神面の安定を重視しているシステムが多いんですよね。

一夫一婦制の場合は「男性が一人の女性を大切にすることで、その女性を安定させる」という感じですし、一夫多妻の場合は「複数の女性を同時に大切にすることで、妻達の間で不満や対立を起こさせない」という感じで、不倫が容認される国は「自分が不倫をするなら、相手の不倫も尊重する」という感じでしょうか。

中国の後宮や江戸時代の大奥は女性の実家の立場で地位が決められていましたが、一般庶民の身分の低い女性でも皇帝や将軍の子どもを産むことで身分が上がり、生涯の身分保障と生活の保障が付与されましたよね?

その女性を安定させるシステムの恩恵を受けられない立場へ追いやられてしまうことが、女性が不倫で精神を不安定にさせてしまうひとつの要因なのかもしれません。

 

不倫をしても耐えられる人・不倫をしてはいけない女性の違いとは

個人的に「不倫がなぜいけないのか?」という問いに関する答えは、「不倫していることで、今は良くてもいずれ不安定な立場に耐えられなくなって、傷つく女性の方が圧倒的に多いから」になります。

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見ていて不倫をしても大丈夫な女性は「彼からの愛情を証明する必要性を感じない人」ではないかと思います。
「自分が彼を愛していたら、それでいい」と。それはある意味理想ではありますが、そう心から言い切れる女性は本当にごく少数です。

世の中の大多数の「彼からの目に見える愛情を必要とする女性」は不倫をしても愛情が保証される立場にいるわけではないので、それが嫌なのであれば最初から不倫はやめておいた方が良いのかもしれません……自分自身が後々苦しまないためにも。

不倫関係のお悩みについて、kinaの「よいぼしのなぎうた」でもリーディングは可能です。
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結果を受け入れる覚悟は、自前にご用意下さいね。

 

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