人生、終わっているんですか?
ときどき「私の人生はもう終わっている……」という人がいますよね。
結論から言うと終わっていないから、そのセリフを言えているのだということを忘れないで下さい。
人がみんな本当に平等なのかと聞かれたら私にはわかりません。
幸せとは何なのかを聞かれてもわかりません。もちろん自分なりの考えはありますが万人に通用するかどうかも分かりません。
ただ「私の人生はもう終わっている……」と言い切ってしまっている人は、心臓は動いていても、五体満足でも、衣食住があっても、自分で自分の人生を否定してしまっているので、良い方向には進めません。
言霊~コトダマ~
日本には言霊という概念があります。
言葉には不思議な力が宿っているという考え方です。
私もこの言霊のパワーは信じています。
たとえば「私の人生はもう終わっている……」という言葉。
「終わっている」と自分で宣言してしまっているということは「続きは無い」ということなのです。
人生をドラマに例えるなら「次回に続く」であれば、今回のエピソードが辛い内容だったとしても次回は挽回してハッピーエンドになるかもしれません。
しかし、自分で「おわり」と宣言してしまうと次回に続かないのです。
実際には生きていますが、人生というドラマを終わらせてしまったので、そこにはもう感動も何も生まれないのです。
自分の発した言葉が自分自身の方向性を決定づけてしまうのです。
仮に誰かが気にかけてくれて「どうしたの?」「大丈夫?」「力になるよ?」と言ってくれたとします。
誰しも、心の底ではそれを望んでいると思います。
私もピンチになったら誰かが助けてくれたら嬉しいと思います。
そう思うことは決して悪いことではありません。
けれども、誰かが気にかけて救いの手を伸ばしても、自分自身の人生を自分自身の言葉で終わらせてしまっている人は助けて貰いづらくなります。
自分で「終わっている」と宣言してしまっているので言霊パワーが辻褄を合せてしまうのです。
思わず「放っておいてよ!」「私に構わないで!」「なによ、今更!」なんて相手を睨みつけたり、怒鳴りつけたりしたら相手も困ってしまいます。
あからさまに拒否されてしまったらどうにもならないのです。
バッドエンドのシンデレラ
誰でも知っているシンデレラ。
継母に奴隷のようにこき使われたり、イジメられたりしながらも健気に暮らしていたシンデレラ。
舞踏会の知らせを受けて自分も参加したかったものの継母に嫌がらせを受けて参加できないシンデレラ。
しかし、そこに魔法使いのお婆さんが現れてこう言いました。
「シンデレラ。あなたは舞踏会に行きたいのかい? ならば、その夢を叶えてあげましょう!」
もし、ここでシンデレラが魔法使いのお婆さんにこう言ったらどうでしょう。