「なんか、怒られてる気がする……」と怯える日々? ~人のイメージと影響力~

人の価値はほぼイメージで決まる?

人の価値はイメージが大切です。
私たちは子供の頃から「人は見た目で判断してはならない」と教えられて育ってきました。
おそらく今の子供たちも、大人たちにそうやって教えて貰っているのではないかと思います。

これは深く考えなければ「そうだよね!」と思ってしまいます。
でも、少しだけ深く考えてみると「本当にそうかな?」という気もしてきます。
実際のところどうかというと「どちらともいえるかな?」というのが正解かなと思います。

就職活動を考えるとわかりますが、はやり外見の比重は大きいです。
統計を取ったわけではありませんが、実際は美男美女の方が採用されやすいですよね。

普通に考えればわかることですが、特に接客業など人前に出る職種の場合は相手に好印象を与えるのも仕事のうちなので外見は大きな影響力を与えますよね。

オーストラリア国立大学の研究では特に男性は身長が高い人の方が出世しやすく、高収入になりやすいそうです。

もちろん絶対的なものではないと思いますし、身長だけで人生の価値が決まるわけでもないと思います。
しかし、セルフイメージを含め、他者から受けるイメージも身長差で大きく異なるのはなんとなくわかる気がします。

確かに恋愛でも高身長の男性の方が異性にモテたりするのかな、と思うこともあります。
強そうとか、包み込んでくれそうとか、そういうイメージとつながるのかもしれませんね。

もちろん、仕事も恋愛も結局は人間性がいちばん大事だと思います。
だから「人を外見で判断してはいけない」と言われているのだと思います。

 

人を見た目で判断するのは何故?

では何故、人は見た目で人を判断するのでしょうか。
これは絶対的なものではありませんが単純に考えると『第一印象』の問題ではないかと思います。
人というのはじっくり接してみないと相手を深く理解することはできません。

たとえば自分が仕事の採用担当者だったとします。
面接をしても、たかだか数分から数十分で相手の本質を見抜くなんてできませんよね。
絶対に誰だってネコかぶりますから。
本性は入社させてみないことにはわかりません。

書類審査だともっとわかりませんよね。
なんという学校を卒業したのか、どんな名前の会社にいたのかはわかりますが、わかるのはそれだけです。
似たり寄ったりの経歴の人がたくさん応募してきたら、それこそどうして良いかわかりません。

だから素晴らしい人間だとか、仕事ができそうだとか、適性がありそうだとか、そういったことは正直わからないと思うのです。

もちろん面接の基準や相手の見抜き方はある程度はあると思いますよ。
ただ、それも結局はアバウトなのです。

際立ってアピールできる何かがある人以外は決め手がありません。
そうなると雰囲気が大事になってくるのです。
爽やかで、存在感がある絵になるような存在が良いなって思うと外見に行きつくと思うのです。

最終的には「どっちみち新人は入社させてから教育していくしかないからなー……」という話になりますからね。
どう育って、どう活躍してくれるかは入れてみないことにはわからないのです。