あの人が怖いんです! ~ 悪い人じゃないけれど怖がられる人の特徴 ~

無表情な人も怖がられます。表情は言葉同様、相手にメッセージを伝える重要な役割を持っています。「顔色を伺う」というコトバもありますものね。何を考えているのかわからない人は、悪意がなくても怖がられてしまいます。

スマホやPCの画面を見ている時は基本的に無表情です。
特に長時間スマホやPCを使っている人は、
そのときの表情がデフォルトになってしまっている可能性があります。
うっかりその顔でしゃべってしまっているときは怖がられてしまうかもしれません。

人と接している時というのは単純な情報処理をしているわけではなく、コミュニケーションをしているのだという気持ちを忘れないで下さい。

○話し方が怖い

声が大き過ぎる人も怖がられます。普段、大音量で音楽を聞く習慣のある方は特に注意した方が良いです。自然に大きな音に慣れてしまったり、あるいは聴力が落ちてしまったりしていると、興奮しているわけでもないのに自分の声が知らず知らずにどんどんボリュームアップしていきます。

声が大き過ぎると、話の内容はさておき、それ自体が恐怖を与えてしまうのです。これはおそらく本能的なものだと思われます。たとえば雷の音って怖いですよね。爆発音も怖いですし、暴走している車やバイクの音も怖いですよね。大きな脅威が迫って来るような雰囲気が恐怖を演出させてしまっているのです。

なのでテレビや音楽の音を聞いている時と同じように、人と接する時もボリューム調整を意識してみて下さいね。

イントネーションも場合によっては人を怖がらせます。抑揚がなさ過ぎても冷たい印象から恐怖を連想させてしまう場合があります。表情同様に何を考えているのかわからない印象があるのかもしれません。

一方で「○○『でっ』しょ~?」「○○『だ』と思わ『なぁ』~い?」「私『はぁ』、○○だ『とぉ』思うん『で』すぅ~」と、短いフレーズの中に要所要所に力強くイントネーションをつけて話す方も時々いらっしゃいますが、「反論は許さないわよ」という印象を与えて相手を怖がらせてしまう危険性があります。もちろん強調したい個所は力強く言った方が伝わりますが、最初から最後までその調子だと、怖くて何も言えなくなってしまいます。

これは個人差が大きいので難しいのですが、甲高過ぎる声も怖がられます。子供のキーキー声のような音で、話をされると、まくしたてられているような感じがしてしまいます。
低すぎてもドスが聞いていて怖がられます。
基本はありのままの声で良いと思いますが、相手がもしかして萎縮しているかもしれないと思ったら、意識して少しだけ話し方を変えてみて下さい。

○言葉使い

これはいちばん、気をつけた方が良いですし、改善も簡単なポイントだと思います。まず、汚い言葉は基本的には使わない方が良いです。たとえば「うざい」「きしょい」「だりぃ」「あぁ~?」という類の言葉です。

私たちはついつい流行っている言葉を使いたくなってしまいますが、時々ネタとして使う程度なら良いですが、それを日常的に使うと品性がなく怖がられてしまう可能性があります。

後は些細な問題ですが「お金」のことを「カネ」と呼んだり「マネー」という呼び方をしたりすると、どことなく怖い人だと思われるので、念のため「お金」という言い方にすると良いかもしれません。

 

怖がられずに生きる

本当に怖い人も何割かはいます。でも、本当は怖くない人に対して、無駄に怖いと思ってしまったり、思わせてしまったりすると、大切な人間関係に影響を及ぼしてしまうのでとてももったいないです。

だからコミュニケーションの際は相手を怖がらせない配慮も大事ですね。たぶん、世の中には良い人たちがたくさんいると思うのです。だからこそ、無駄に怖がらず、楽しくコミュニケーションできるように、みんなで心がけていけたらと思います。

 

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