自分の立ち振る舞いをどれだけ自覚してる? ~ それが周囲に大きな影響を与えている~

他人の事はよく見える?

「自分のことってわからないけど、他人のことってよく見えるんだよねー……」といって良かれと思って有難迷惑な助言やダメ出しをしてくる人がいます。

もちろん私の周りにはいません。
そういう人とつながることで運気が落ちてしまうからです。

人を差別してはいけません。
でも自分にとって有害な方に義理立てしてまで無理にお付き合いする必要はありません。

それに「そんな人とつながっているの?」と思われたくありませんものね。
自分が危険人物と関わっているという事は巡り巡って自分の大切な人間関係にも被害が及んでしまう可能性があるということでもあるのです。

冒頭のセリフにもありますが、実は私たちは自分のことは自分が思っている以上に案外わかっていないものなのです。

だから役に立たない助言やダメ出しばかりして迷惑がられていても本人は気づいていないのです。
むしろ客観的な鋭い視点をもって的確な指摘ができるすごい私と思っている可能性すらあります。

 

自分が見えていないと病む?

これは言い換えれば「他人のことが見えている」のではなくて「自分のことが見えてない」ということでもあるのです。

自覚という言葉があります。
自分で自分を把握しているかどうかということですね。
たとえば自分が体調不良なのに自覚せず「気のせいだろう」とか「ちょっと疲れたのかも」と思っていたらインフルエンザだった……なんてことになったら大変ですよね。
自分も辛いですし、気づくのが遅かったわけですから周囲にもたくさんのウィルスを撒き散らしてしまった危険性だってあるわけですから。

最近話題のウツの問題だって同じことです。
「みんなが頑張っているのに私だけ愚痴を言っていても仕方がない……もっと頑張ろう!」と言って自分の本当の状態を把握しなかったり、あるいは既に心身が悲鳴を上げているのに気づかなかったフリをしたり。もしかしたらその会社がブラックでイジメが酷いのかもしれません。
弱音を吐いたら怒られるところなのかもしれません。
退職が順番待ちだったりするかもしれません。
でも、それって自分自身ではなく周囲ばかり見ているのです。

そもそも自分自身が元気じゃなければ仕事なんてできないのです。
当然良い結果だって出せません。
周囲のことばかり目に入ってくるのはわかるのですが、もっと自分自身に興味を持った方がいいのです。
自覚が大事なのです。
自分が壊れてしまったら自分も会社も困ってしまうのです。
世間体を気にしている場合ではありません。

カウンセリングは「自分自身を深く知るきっかけ」です。
これはとても重要なことなのです。
これがまた軽視されている現実もあるので強調しておきますが、自分を知るというのは人生の中でも特に重要度が高いです。自分のスペックを知って一喜一憂するとかそういう問題ではないのです。

心身が病んでからどうにかしようというのは甘いのです。
「こんなはずじゃなかった!」と泣き叫んでも意味がないのです。
「だって……みんなは……」と周囲と自分を比較したくなる人も多いのですが、それがそもそもの間違いなのです。

「みんな」って誰ですか。
それってあなた自身と同一の存在なのですか。
違いますよね。
顔も名前も違いますし、誕生日も違います。
親も違います。
同じ人間かもしれません。
同じ性別かもしれません。外見や価値観が似ているかもしれません。
でも、それは自分と同一の存在ではないのです。
他人を基準に生きているから病んでしまうのです。

他人を意識するのは良い事ですよ。
自分勝手は人として問題です。
周囲に対する配慮ができる人は好かれますし、尊敬されます。
私だってそういう人とお友達になりたいです。

あまり知らないかもしれませんが空気を読みすぎたり、NOと言えなかったり、他人最優先な生き方をしている人も心が病んでしまう方は多いのです。
善行をしているのに病むなんて変だと思うかもしれません。
でも、自分自身が見えていないのは致命的なのです。

 

パーマンごっこ

ちょっと昔の話になりますが『パーマン』というアニメがありました。
パーマンセットというアイテムを身に着けると6600倍のパワーが出せます。
マントを身に着けると空も自由自在に飛び回ることができます。
もちろん私もパーマンは大好きですし憧れました。