イヤな感情が出てきて困った⁉︎~止まれ、焦るな、深呼吸~

自分をまるごと受け止めてあげると、不思議と心は徐々に穏やかになってきます。

心は動いている?

何の理由もなく突然「私、とても幸せ!」とか「なんだか、楽しい! 笑いが込み上げて来た!」という感情が込み上げて来たという話はあまり聞いた事がありません。

思い出し笑いは別ですよ。

一方、「なんだかよくわからないけど、悲しくなってきた……」とか「思い当たる節はないんだけど不安になってきた……」とか、あるいは「怖くなってきた……」とか、そのような感情が浮かんで来る人って時々いますよね。
場合によっては「イライラして来た……」という人もいると思います。

そういう感情が急にプカプカと浮かび上がってくると、どうして良いかわからなくなってしまうかもしれません。
だって、理由がわからなくて漠然としているのですから。

もちろん、本音を言えば、これらの感情に対してちょっと困ったと感じると思います。
でも、だからと言って「私、ヤバイの……?」とか「私、病気になったの……?」と思わない方が良いです。
不安になるとネガティヴなイメージが浮かび上がって来ますが、それをイコールで結び付けるのは急ぎすぎです。

人の心は常に変動しています。
心は固定されたものではなく動いているのですよね。
だから、とりあえず「心は動くものらしい……」と思っておいて下さい。

 

心に嘘をつく?

ネガティヴな感情が浮かんできて、頭や心の中に広がってしまった時は「私=変」とか「私=病気」と思うのは保留にして下さい。

何故なら、自分で「そうなんだ!」と決めつけてしまったら、どうにもならなくなってしまうからです。
何しろ自分で決定してしまったのですから。

では「私は大丈夫!」と何度も何度も頭の中で唱えれば大丈夫なのかというと、それもちょっと違います。
心は騙せます。
ただし、上手に騙せればです。
ネガティヴな感情に支配されそうになっているような状態で自分の心を騙すのは難易度が高いです。

ちなみに、自分の心を無理に騙した場合、でも本当はそれが嘘だと強く思っている場合は、どうなるかというと、余計に辛くなってしまいます。

自分の心がその嘘に前向きに、そして自然体に、リアリティを持っていればプラスの方向にシフトチェンジすることはできます。

ただ力任せに「私は大丈夫なのよ!」「私は元気なの!」と言っても、それは自然体でも何でもなく、自分自身に脅迫しているのと同じなのです。
白いモノを見て「私が黒と言ったら、それは黒なのよ!」と言っても余計に変な気分になりますよね。

アファーメーションや自己催眠が得意な方でしたら大丈夫かもしれませんが、そうではない場合は、無理矢理自分の感情に嘘をついてプラスに変えようとしない方が良いです。
潜在意識が反発して余計にネガティヴになってしまうかもしれません。

とても大事なことですが、自分の心に悪い意味で嘘をつき続けると本当に危険です。
心の病気になってしまう人の多くは自分の心に嘘をつき続けて来た人だと私は思っています。
もちろん好きで自分に嘘をつく人などいません。
差し迫った状況だったり、どうにもならなかったりして、結果的に自分を騙そうと必死になってしまったのだと思います。

だからそれに対して責めるつもりはありません。
ただ本当に深刻になってしまう前に、ネガティヴな感情が浮かんでくる度に自分にレッテルを貼る悪癖がある方は、今のうちに治した方が良いと思います。

 

否定しないで

人って否定されるとイヤな気持ちになりますよね。
それは他人に対してだけではなく、自分自身に対しても同じなのです。
だから自己否定につながる結論に結び付けてしまうと、それこそ自分が自分に対してイヤになってしまうのです。

だから、まずは深呼吸。
感情どうこうの前に深呼吸です。
というのも、ネガティヴな感情が色濃く出ている時は大抵呼吸が乱れています。
だから、深呼吸をして一旦落ち着きましょう。
この段階では余計なことは考えなくて大丈夫です。
とにかく呼吸を整えてリラックスして下さい。

次に「私は不安だ」「私は悲しい」「私はイライラしている」という浮かび上がってきた感情をそのまま受け止めてみて下さい。
理由がハッキリしている場合はネガティヴな感情が急に浮かび上がってきたわけではないので、急に出現したネガティヴな感情に支配されてしまうようなことにはならないと思います。
でも、なんだかわからずにネガティヴになってしまった時は、それこそ焦ってしまうので、まずは焦りを止めるのが重要です。
そのためには、「どうして急にこんな変な感情が浮かび上がってきたんだろう、不吉だ!」と思う前に、「急に○○な感情が湧きあがってきた……」という事実だけ受け止めるのです。

それで問題が解決するわけではありません。
それでも、状況を客観的に理解できるという点と、自己否定せずに状況を受け入れているということは、とても良いことです。

自分をまるごと受け止めてあげると、不思議と心は徐々に穏やかになってきます。
焦っている時より、穏やかな時の方が冷静に客観的に頭を使うことが出来ます。
そして「ネガティヴな感情を否定しなくてもいいんだ……」とわかるとホッとするのです。

ネガティヴな感情が急に浮かび上がってきたら、このことを思い出して下さいね。

 

《金城そに さんの記事一覧はコチラ》
http://www.el-aura.com/writer/%E9%87%91%E5%9F%8E%E3%81%9D%E3%81%AB/?c=6711