それって本当に便利なの!? ~便利さがもたらす弊害とは~

自分にとっては便利でも他、の人にとっては不便かもしれません。ライフスタイルが複雑になってきている現代だからこそ、バランス良く、便利や不便と共存できたら嬉しいです。

便利な世の中ではありますが

私たちの生活の中には様々な『仕組み』があります。例えば、車を運転して何処かに出掛けたい場合、まず車の免許証が必要です。これがまた高額なわけです。つまりお金がないと免許は取れないのです。教習所が近くにないと、お金を貯めても別の問題が浮上して来ます。合宿があるじゃないかと言う人もいるかもしれませんが、それはそれでまとまった時間を必要とします。
免許があると便利ではありますが、そういう側面を見ると必ずしも便利とは言えないかもしれません。

よく求人誌などに載っているフレーズで「マイカー通勤可」というものがあります。普通に考えると「車で通勤しても良いよ!」と言う意味です。または「車で通勤するという選択肢もあるんだよ!」というニュアンスにも解釈できます。しかし、いざ問い合わせてみると「近くに駅がないんだよ。マイカー通勤じゃないとキツイかもねー……」みたいな回答が返って来る事もしばしばあるようです。

「可」とは「可能」の「可」であり、「許可」の「可」でもあります。しかし「マイカー通勤じゃなきゃキツイ」と言う事になると「可」ではなく半強制的に「必須」になります。

車通勤と電車通勤を選べて便利と思いきや、真実はそうでもなかったりします。悪く言うと「可」という言葉を使っている割に「車を持ってない人は来ないでね」という裏の意味すら含まれているのです。

今の時代では、この手の詐欺的なキャッチフレーズは暗黙ルールで、「可」ではなく「必須」と知っている人も多いですが、「マイカー通勤可」が必ずしも便利かと言うとそうでもなかったりします。

 

便利さの裏で苦労している人が!?

先ほどのマイカー通勤の話以外でも色々と当てはまる事があると思いますが、世の中には一見すると便利そうでも、よくよく考えてみると本当にそれが便利と言えるのだろうかというモノもたくさんあるように思います。

その良い例が携帯電話(orスマホ)です。何時でも何処でも電話やメールが出来て便利です。
実際、確かに便利です。待ち合わせに遅れそうになった時や、緊急事態に連絡が取れるというのは本当にありがたいです。

しかし、何時でも何処でも連絡が取れるという事は、望んでいない時間帯や場所でも、連絡が来てしまう可能性があるというダークな一面もあるのです。携帯電話のスイッチをオフにしておけば解決かと言うと、決してそんな事は無いのです。

「何のためのケータイだと思っているの! 持ち運べていつでも使えるからケータイなんでしょ!
こっちが連絡しても反応が無いんじゃ、ケータイの意味が無いじゃないの!」と、真顔で怒る人も実は結構いたりするのです。実に恐ろしい話ですよね。

知り合いに、たまの休日なのにバンバン仕事の電話やメールが入って来る人がいます。失礼を承知で言うと、とても重要とは思えないような案件が殆どです。でも、何時でも何処でも連絡が取れてしまうので、連絡が来てしまうのです。百歩譲って、それが時間外労働として手当が付くなら妥協も出来ますが、それこそサービス勤務です。本当に緊急事態なら別ですが、これを恋人や家族の前で頻繁にやっていたら怒られてしまうと思います。

また、そういう事態を想定して敢えて携帯電話を持たないという人もいますが、それはそれで時代遅れ扱いされたり、変人扱いされたりしてしまう危険性も潜んでいます。維持費だってかかるのに、持っていないと変人扱いされるとたまったものではありません。

そう考えると、便利という言葉の裏には常に不便という言葉も潜んでいて表裏一体だと言っても過言ではない気がします。

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人々が寝静まっていても寝ないで働いている人が!?

最近は夜遅くても買い物が出来たり、食事が出来たりします。24時間営業のコンビニエンスストアやファミリーレストランは当たり前のように色んな場所にあります。24時間営業ではなくても、夜0時頃まで営業しているスーパーやドラッグストアもあります。それだけでなく、お店に出向かなくても電話一本でテレビの通販番組を観ながら買い物する事も出来ます。

仕事や用事などで遅くなったり、買い忘れなどで急に買い物が必要になったりした場合、このように遅くまで営業しているお店があると大変便利でありがたいです。こんな夜遅くまで働いているお店や店員さんたちに感謝の気持ちでいっぱいになります。