旬の味覚で心も身体も元気に!~柔らかくて美味しい春キャベツ~

旬のものは、栄養価が高くて美味しいだけでなく、その時期に多く収穫されるため、価格も安くなりますので、お得感もあります。

春は近づいているけれど

3月に入り、少しずつ春の訪れを感じられるようになってきましたね。
朝晩の寒さは相変わらずですが、日中はポカポカと日差しが暖かくなり、綺麗なお花が咲いているのを見かけるようになりました。
花粉症で苦しんでいる方もいらっしゃるかもしれません。
皮肉ではありますが、これも春が来たと感じられることの一つだと言えます。

でも、この時期はまさに季節の変わり目! 油断は禁物です!
気温差の激しい季節の変わり目は自律神経の乱れが原因で心身のバランスを崩しやすいからです。
体調を崩さないよう、注意が必要です。
季節の変わり目を元気に過ごせるよう、十分な睡眠、休息、適度な運動、バランスの良い食事などを心がけて下さいね。

今回は春の健康をサポートしてくれる『春キャベツ』をご紹介します。

 

キャベツは栄養たっぷり!

美容と健康に効果的!
キャベツはビタミンCがとても豊富に含まれています。
大きめの葉2~3枚ほどで1日分のビタミンCを摂ることが出来ます。
特に外側の濃い緑色の葉にビタミンCが多く含まれています。
コラーゲンの生成を促し、メラニンの生成を抑え、さらに抗酸化作用も高いので、アンチエイジングに効果的です。
また、免疫力を高め、疲労回復や風邪予防にも効果的です。

他にもボロンというミネラルが含まれています。
女性ホルモン(エストロゲン)の分泌を高めてくれる効果があるので、美肌効果やバストアップ効果も期待できます。

キャベツのビタミンCとボロンを効率良く摂るには、生で食べるのがおススメです。
ボロンは加熱すると壊れてしまうからです。
また、ビタミンCは水に溶け出してしまうので、水にさらす時間が5分を超えないように気を付けて下さい。

胃腸を守り、生活習慣病やガンの予防にも!
キャベツに多く含まれているビタミンU(キャベジン)は、胃や十二指腸の健康を保つのに効果的です。
毎日キャベツを食べることで、胃の粘膜を保護し、潰瘍を予防してくれます。

また、キャベツに含まれているイソチオシアネート、ペルオチシダーゼという成分により、発ガン性物質の活性化を防ぐ作用があるため、ガンの予防にもなります。

キャベツには、でんぷん分解酵素であるジアスターゼという成分も多く含まれています。
ジアスターゼは消化を助ける作用があるので、胃もたれや胸やけなどに効果的です。
トンカツなどの揚げ物、生姜焼きなどの肉料理の付け合せにキャベツが多いのは、胃もたれや胸焼けを防ぐ効果が期待できるからなのです。

さらに食物繊維も豊富に含まれていますので、便秘解消にも効果的です。
ただし、極端に食べ過ぎると逆に便秘を引き起こしたり、腹痛が起こしたりする場合がありますのでご注意下さい。

【3月5日(日中)掲載希望】IRODORI_金城記事用イラスト

 

春キャベツを食べよう!

実は、キャベツの旬は1年に何度もあります。
収穫は寒玉キャベツ(冬キャベツ)、春玉(春キャベツ)、高原キャベツ(夏キャベツ)と3シーズンあります。
気付きにくくはありますが、季節ごとに産地や品種が変わったりしているので、旬は品種ごとに違うということになります。

3月から5月にかけて春キャベツを楽しめます。
冬に売っているものに比べると、大きさは小さく、葉の数も少ないので、軽くてフワッとしています。
葉はとてもみずみずしくて、甘みがあり、柔らかいので、生で食べるのがおススメです。

 

旬の野菜を食べて元気に!

最近はどんな野菜でも1年中お店で買えますが、ぜひ旬の食材を意識的に食べるように心がけてみて下さい。
日本には四季があり、季節ごとに様々な旬の食材を味わうことが出来ます。
旬の食材を食べることで、季節をより感じられるだけでなく、季節に対応した身体作りをすることが出来ます。

旬のものは、栄養価が高くて美味しいだけでなく、その時期に多く収穫されるため、価格も安くなりますので、お得感もあります。

先ほど、春キャベツは生で食べるのがおススメとお話ししました。

サラダでしたら他の野菜と一緒に食べられますし、どんなメニューにも組み合わせやすいので、ぜひ色々アレンジしてみて、自分流の美味しいサラダを作ってみて下さいね!

 

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