風邪にも効果的! パイナップルは美容と健康の強い味方

パイナップルは追熟しないため、買って来たら早めに食べる方が良いです。時間が経つと胴の部分が黄色くなり柔らかく熟すようにも感じられますが、糖度が上がるわけではありません。

寒い冬に負けるな!

寒くて凍えそうな毎日です。風邪をこじらせたら大変なことになりそうです。12月に入り、数日が経ちました。もうすぐクリスマスや大掃除、お正月など、冬の忙しい時期に差し掛かります。健やかに新年を迎えるため、ますます体調管理に気を付けたいものです。

しかし、そうは言っても、気合と根性だけではどうにもなりません。だからと言って、美容のためにエステに行くとか、身体を鍛えるためにジムに行くとか、体力をつけるためにサプリメントを買うとか、美肌を保つためにワンランク上の化粧品を買うとか、何から何まで実行しようとしたらキリがありません。時間やお金にも限りがあります。

まずは美容と健康の根源である生活習慣や食生活を振り返ることから始めると良いかもしれません。でも、生活習慣や食生活の見直しって大変ですよね。

生活習慣や食生活の改善は日々の些細な積み重ねが大切です。気づいたことで実践しやすいこと、コツコツ続けられることを見つけて、ひとつでもチャレンジしてみることに価値があります。

今回は美容と健康に効果的なパイナップルのお話です。食べるだけでOKなので、ぜひ実践してみてください。

 

美容と健康にも効果的なパイナップル

ビタミンC、ビタミンB1、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれているパイナップルは、新陳代謝を高め、疲労の回復、風邪、高血圧、便秘の予防などの効果が期待できます。鉄やマグネシウムなどのミネラルも含まれています。また、151g(1/4カット可食部)で77kcal程度と、低カロリーなのでダイエットにも効果的です。

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パイナップルに含まれている酵素、ブロメライン

ブロメライン(ブロメリン)は、タンパク質を分解する効果、痛みと炎症を軽減する効果があります。
肉類を食べた後、パイナップルを食後のデザートにして食べると、肉を柔らかくして消化を助けてくれます。このブロメラインは、腸内の腐敗物を分解する作用もあり、消化不良や町内のガス発生などの症状にも効果があるそうです。また、抗炎症作用もあるので、喉の腫れや咳にも効果的です。

ただし、パイナップルに入っているブロメラインは、生のパイナップルの果実に含まれています。
60度以上に加熱してしまうと活性を失ってしまいますので、そのまま生で食べたり、果汁を絞って飲んだりするのが効果的です。

 

なぜか酢豚に入っているパイナップル

たまに酢豚にパイナップルが入っている事があります。好き嫌いが分かれるかもしれませんが、何となく苦手という方もいらっしゃるかもしれません。お店やレシピによって省かれる場合もありますが、あの酢豚のパイナップルって謎ですよね。

一説によると、清の時代に欧米人が住んでいる地域の料理人達が、欧米人の好みそうな高級感のある料理にするため、ケチャップを加えたり、当時の高級食材だったパイナップルを使ったりしたのが由来だと言われています。なんと、パイナップル入りの酢豚の歴史は少なくとも100年近くあるということになります。

また、先ほどお話ししたブロメラインという酵素がお肉を柔らかくし、消化を助けてくれるため、酢豚とパイナップルは良い組み合わせです。

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パイナップルの選び方

①葉先まで枯れずにピンと伸びているもの、葉の色が濃い緑色のもの。

②胴の部分が下膨れの形になっているものが果汁たっぷりでジューシーです。

③胴の部分の色は黄色っぽいものがちょうど良いでしょう。逆に青過ぎるものは熟しておらず、酸っぱい可能性が高いです。

④甘くて良い香りがするものが良いです。

⑤ズッシリと重みを感じるものが良いです。

⑥底(お尻の部分)にカビが生え始めていないか確認して下さい。古くなると底からカビが生え始めやすくなります。逆に、底についている葉が緑色をしている場合、収穫したてのものです。

⑦底を押してみて、柔らかくなり過ぎていないかを確認してみて下さい。

 

パイナップルは追熟しないため、買って来たら早めに食べる方が良いです。時間が経つと胴の部分が黄色くなり柔らかく熟すようにも感じられますが、糖度が上がるわけではありません。ただし、酸味は和らぎます。あまり熟していないもの(未熟果)を食べると、口の中が荒れたり、消化不良を起こしたりすることがあるのでご注意下さい。

美容と健康に良いパイナップル。特に食べ方はありませんが、くれぐれも食べ過ぎてお腹を壊してしまわないよう、気を付けてくださいね。

 

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