ハロウィン大好き! 本来の意味も忘れずに楽しもう!

人間はいくつもの顔(ペルソナ)を持って生きています。だから、時には堂々と違った自分になってみたい……! そのような変身願望を満たしてくれるイベント。考えただけでワクワクしますよね。

もちろん、仮装しなくてもハロウィンは楽しいものです。ハロウィンのオバケカボチャ『ジャックオーランタン』の小物を飾ったり、可愛らしいデザインのお菓子を食べたりするだけでも、じゅうぶん楽しいです。「お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ!」なんて言わなくても、自分のお気に入りのお菓子を準備して、ゆったり過ごすのも必要な時間なのですから。

お店屋さんでハロウィン・グッズを売っているコーナーを通りかかると、かなりの確率で立ち止まって「キャー!可愛い!」と声に出して喜んでいる女性や真剣にグッズと見て世界観にどっぶり浸っている女性等を見かけます。本当は怖いオバケも、ファンタジー世界の可愛いキャラクターのようで親しみやすいですよね。

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ハロウィンの本来の意味合いも忘れずに

遠い昔、イギリスに住んでいたケルト民族の人々が、ご先祖様を供養するために「サムハイン」というお祭りを行っていたそうです。このお祭りがハロウィンのルーツとされています。

ケルト民族では、10月31日は1年の終わり(=日本でいう大晦日)とされるこの日に亡くなった人の魂がこの世に帰って来ると言われていました。日本のお盆に似ているかもしれませんね。

ハロウィンの日に子供たちがオバケに仮装したり、お菓子を配ったりするのは、色々と説があるようですが、いずれも元々は魔除けのためだったそうです。ハロウィンはご先祖様の供養の意味合いがありますが、この世に彷徨っている悪霊や魔物を怖がらせて追い払うためにオバケの仮装をするそうです。そして、霊たちが家に入ることなく元の世界に戻ってもらうためにお菓子を配るそうです。

今では楽しいイベントとして慣れ親しまれているハロウィン。このような意味合いがあることも知って、思う存分ハロウィンを楽しんでくださいね!

でも、ハメを外し過ぎて、悪いモンスター達にあの世に連れていかれないよう、そして、自分自身がハロウィン・パーティー等でお酒を飲み過ぎて酔っぱらったりして仲間たちに迷惑をかけたりしてモンスターになってしまうにくれぐれも気を付けてくださいね。本物の悪霊と思われて、それこそ追い出されてしまいますからね。くれぐれもご注意くださいね。

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前回の記事:ハロウィンに登場する魔女と黒猫のお話