タスマニアからのそよ風 〜ジュディスのサイキックメッセージVol.2〜

私たちは現実の世界と結びついているためにアンカーが必要であり、アンカーは一人ひとり別々のものです。他人を思いやるというようなことも、そのようなアンカーの一つです。

タスマニアからご挨拶申し上げます。

8月の来日をとても楽しみにしています。そして癒しフェアやセミナーの準備を進めています。とてもワクワクしています。

ここタスマニアは、カレンダーや気温から冬に近づいていることが分かります。気温が下がるとともに木の葉が舞い、川に霧がかかり始めました。

日暮れが早く一日が短くなり始め、夏時間(時計を一時間早める)は終わりを告げ、午後九時頃に暗くなっていたのが、午後五時半には闇に包まれるようになり、皆、何かを楽しもうとする気持ちが少なくなってきます。

暗くなるのが早くなると、作業や仕事に精をだしたり、熱意を持つたりすることが難しくなるのは面白いですね。暖房やテレビが手招きし、「ここにいる方が随分快適だよ」と語りかけているようです。

でもあなた方の日本では、春になり、たくさんの色とエネルギーが溢れ、そして夏に向けて温度計の数値もどんどん上昇していることでしょう。おそらくあなたは今活力がみなぎっていて、あなたの人生においてそれがどんなものであれ、成長したいということに向けて新たな準備をなさっているかもしれませんね。

霊的な道を歩むあなたがたは、「NOTHING MATTERS - 問題など何もない」というような格言や教訓に出くわしたことはありませんか?

悟りを開きこのステージに到達した人たちもいらっしゃいますが、スピリチュアルな歩みの中でこのポイントに来るということは、私の知る限り危険なことでもあり、そして何度か訪れる場所でもあるのです。

ジュディス2

私たちは現実の世界と結びついているためにアンカーが必要であり、アンカーは一人ひとり別々のものです。他人を思いやるというようなことも、そのようなアンカーの一つです。

考えられるシナリオはこうです:
「問題など何もない」、ということであれば、何かを行うことの意味が失われます。この世で何が起こっても関係なく、あなたの住んでいる町で、たとえあなたの家庭で何かが起こったとしても、全く重要でないことになります。

何も問題はない!  この考え方では、たとえ地球が飽和状態になって、世界的な温暖化が始まったとしても、どうでもよいことになります。オーストラリアに一年を通じて雨が降らない地域があっても、収穫が落ちても、家畜が減っても、問題ではないのです。もちろん、カンガルーがある地域で全く食べるものがなくなっても、そして見ず知らずの人たちの買い物袋を取ろうと街中を飛び跳ねていたとしても、まったく問題ではないということです。

この「問題など何もない」というステージに達した私たちは、このステージに留まりたいのでしょうか?
「問題など何もない」という状態は、一面としては感情がなく、一日中私たちを包む無数の感情、例えば笑ったり、喜んだり、悲しんだり、苦しんだりするような感情を経験しない、気づいていない、ということなのです。

私たちは「何も問題はない」と感じていることに気づいていることが必要なのです。でも本当に気づいていたいと思っているかは疑問です。「問題など何もない」という流れに飛び込み、上陸場所も考えず無頓着に流れに身を任せているだけかもしれません。

考え方によっては、この「何も問題はない」場所は、むしろ不快なところかもしれなく、また、別の次元のことであると捉えられるかもしれません。我々は他の人と距離を置いています。この「何も問題はない」という流れに身を任せることは、すべてを捨てることになるということでもあります。そして、だからこそすべてが関係している(問題である)ということにもなるのです。

たとえば、絵全体にとって問題がなかったとても、私たちアーチストは絵が完成するまで描き続けます。何も必要とせず、何も欲しいとは思わず、何ものにも囚われず、何が誰に起こったとしても気に留めない、そんな霊的進化のステージに到達しない限り、私たちは絵を描き続けるのです。

若かりし頃含め、私たちの人生のイベントを振り返ってみると、私たちに影響を及ぼした出来事の中には、今では全く重要ではない、「何も問題はない」ものがあることに気づくことでしょう。でもその時には、間違いなく問題だったことなのです。

長い進化の過程から見れば何の問題もないことでも、私は、気に留め、共有し、興味を抱きたいと思っています。共に絵を描き続け、そしてその絵をカラフルで、心躍り、美しく、面白く、穏やかで、心のこもった、願った通りのものにしてゆきませんか。

いつか私たちが本当に霊的に進歩を遂げた時には、山に登り、洞窟で暮らすことができるようになります。その時まで、私たちは人生の傍観者ではなく、私たち自身が生きる神秘そのものとなる、そんな道を歩んで行きましょう。

ジュディス・カーペンター

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