アーユルヴェーダは人生を成功に導く道標〜病気というより、人間そのものを取り扱う科学〜

人生の成功とはお金持ちになることや有名人になることではなく、幸福で充足した人生が成功した人生だと言えるのではないでしょうか。

こんにちは。アーユルヴェーダスクール ジヴァ・ジャパン代表でアーユルヴェディック・カウンセラーの文分千恵です。

先日、当校の校長であるドクター・パルタップ・チョハンと名古屋に行き、アーユルヴェーダ概論レクチャーを行いました。

「パルタップ・ワールド」が炸裂し、参加された方達に強い印象を残しました。
ドクター・パルタップは何度も「アーユルヴェーダはオイルマッサージだけはないですよ。それはほんの一部です。アーユルヴェーダは体、心、感覚器官、魂の健康を扱う科学です」と繰り返しました。

そうなんです。アーユルヴェーダは病気を取り扱うというより、人間そのものを取り扱う科学です。
人間は体、心、感覚器官、魂から成り立っていると考えられているので、アーユルヴェーダは体、心、感覚器官、魂を取り扱う科学なのです。

アーユルヴェーダがなぜこれほどまでに世界で注目されているかというと、アーユルヴェーダは「人生を成功に導く道しるべ」だからではないかと感じています。

 

真純さんのケース

真純さん(仮名)はアーユルヴェーダを学び始めたとき、つねに緊張し、ソワソワし、手は氷のように冷え切っていました。
心はつねに落ち着かないので、食事を立って食べ、お風呂でも立って体を洗うという状態でした。
アーユルヴェーダセラピストをめざしていましたが、手があまりにも冷たいため、真純さんの練習モデルになる人はどんどん熱を奪われる始末でした。真純さんには夫が不遇の死を遂げたというつらい経験がありました。
そのつらさが彼女の体と心から熱を奪っていったのです。
ドーシャ的にみると、ヴァータが乱れきっていました。そのため心の落ち着きを失い、座っていられない状態になったのです。

真純さんはアーユルヴェーダを学ぶなかで、自分の体と心がどういう状態にあるか理解するようになりました。
そして乱れたヴァータを落ち着かせる食べ物を摂り、毒素(アーマ)でつまっていた心を浄化する行いをした結果、手に温かさが戻り、すわって食事がとれるようになりました。生きる希望が湧いてきました。
アーユルヴェーダセラピストとしての道を歩む力が出てきました。

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加代子さんのケース

加代子さん(仮名)は「直観力がなくなった」という主訴でカウンセリングに来ました。
ものごとを考えようとすると頭がしめつけられるように痛くなり、不眠に苦しめられるようにもなりました。