信仰の自由、宗教の自由。すべては魂レベルを上げるために

その時の魂のレベルで、自分自身に強制が必要な時はそうしてもらえば良いのですが、他人の魂の自由を奪ってはいけない。 たとえ家族であっても。

ひとつ、日本人のあなたに質問です。
宗教と信仰の違いって、明確に理解していますか? 言葉で説明できますか?

もしできたら、あなたは人智を超えたスーパー日本人です(笑)と言うくらい、日本人は宗教と信仰の違いを理解していません。

あなたの友人がひとたび「◯◯教ってすごいんだよ! あなたも入りなよ!」なんて言おうものなら。あなたは『怪しい宗教への勧誘』とみなし、その友人から足が遠のいてしまうでしょう。
それくらい現代の日本人の間には、宗教は怪しいという概念が存在しています。

 

宗教は、すべてが破壊的な怪しいカルト集団ではない

日本人のほとんどは、お墓参りをします。
お仏壇がある家は、ご飯やお菓子をお供えして手を合わせます。
◯回忌にはお金を払って、お寺でお経をあげてもらいます。

これ、【仏教】という立派な宗教です。
怪しいって感覚、あります? ないですよね。
宗教のすべては怪しいカルト集団ではない、という本質を、あなたが当たり前のようにしている行動と感覚から、まずご理解ください。

地球上にはたくさんの宗教が存在します。
その中でも【三大宗教】と呼ばれる宗教と信者の人数が、下記にあたります。

キリスト教:約24億人
イスラム教:約17億人
仏教:約5億人

米国勢調査局と国連データによると、現在の世界の人口は約74億人。
つまり地球の人類の約3分の1がキリスト教の信者です。

三大宗教以外にも、日本の民族宗教である神道、ユダヤ教、ヒンドゥー教、シク教、ジャイナ教、儒教、道教、等々。
無宗教(無神論含む)は世界人口の約14%にすぎません。
このことから人々の生活と宗教は、非常に密着していることがおわかりになるかと思います。

また宗教には、それぞれ制約がついています。
わかりやすいイスラム教で示すと……。

・誓いの言葉を唱え、教徒になる
・1日5回礼拝をする
・豚肉を食べてはいけない
・特定の月であるラマダンに断食を行う
・一生に一度は聖地メッカに巡礼する

日本の人口の約14倍の人が行なっているこの様を見たら、なるほど~とは思っても、生活を破壊する集団には見えませんよね。
本来の宗教とは、生活の中で超自然的な力や存在に儀礼や制約を持って結びつこうとするルール、のようなものなのです。

 

制約のない信仰は、魂の自覚と自由を促してくれる

『信仰は宗教の基礎概念であり基本態度であるが、信仰はより自覚的な態度であるので、すべての宗教には当てはまらない。』

【信仰】を辞書で引くと、このように書かれています。