あなたが仕事に対して持っている意識は、プライドですか? それとも、プロ意識ですか?
一見すると、どちらも同じエネルギーのように見えるこれらの意識。
実際にあなたの周囲にいるプライド人間から感じるものと、プロ意識人間から感じるものを比較してみてください。
なんとなくで良いですよ。
ホラ、まったく正反対の何かを感じてきませんか?
それはプライドとプロ意識が、心のまったく違う場所から生まれているからなんです。
プライドとプロ意識の違い
プライドとプロ意識は、まったく違います。
プライドの高い人は、周囲の多くの意見を拒否し、否定します。
知らないことを知らないと言わず、常に私はスゴイんだぞ! と、自分を誇張します。
独裁国家の頂点に位置している官僚や、ワンマン社長等がこれにあたります。
それに対し、プロ意識の高い人は、常に仕事に高いクオリティーを追求し、仕事の向こうにいるお客様を満足させたいと思っています。
昔ながらの職人や、挫折の末に事業を成功させた創業者等がこれにあたります。
前者のプライドの高い人には、嫌な感じを受けますよね。
とても身勝手で、周囲の人を遠ざけるようなエネルギーを放っているのがわかると思います。
プライドは、寂しさや恐れを抱いている、弱い心から生まれています。
責められ、敗北することを恐れる自信のない自分。
そんな自分を隠して必要以上に大きく見せ、認めてもらおうと頑張っているのです。
ここまで来ると、プライド人間にとって仕事は自分を強く見せるための、単なるツールなのかもしれません。
後者のプロ意識の高い人には、好感を持ちますよね。
たとえ頑固であっても、周囲の人を惹きつける何かのエネルギーを放っているのがわかると思います。