陰陽論から見るマクロビオティック
〜陰陽の中の一つにマクロビオティクがある〜

生活の中にどう取り入れるかは人それぞれ。お互い楽しめるマクロビライフにしたいですね。
陰陽論から見るマクロビオティック<br>〜陰陽の中の一つにマクロビオティクがある〜

マクロビオティックの中に陰陽があるのではなく、陰陽の中の一つにマクロビオティクがあると考えてみてください。

マクロビオティックを学び出すと、この食材は食べてはダメ、この料理法でなくてはならない、玄米を食べないと……という風にあれもこれも、”こうでなくてはダメだ”とがんじがらめになってしまう人は多いのではないでしょうか。

マクロビオティックを学び出すと、最初から陰陽五行について話は聞くものの、食材や調理法にばかり目がいってしまって陰陽五行は食材や調理法などについての理解を深める一つとして見られがちですが、もう少しホリスティックに捉えてみてください。

マクロビオティックをしているのにガンになったとか、まるで鬼の首を取ったかのようにそういう面がクローズアップされがちです。マクロビオティックが全てではなく、陰陽という大きな世界の中に一つのマクロビオティックがあるのです。

マクロビオティック関連の書籍の中にも「陰陽論」「宇宙の法則」についてのものがあります。
マクロビオティックを学び始めたばかりの方には少し難しく感じる内容かもしれません。マクロビオティックも段階を追って学びますが、最終レベル(上級クラスなど)になってきてようやくこの大きな世界の陰陽や宇宙の法則の話になってきます。

そこまで学びを進めると、マクロビオティックは陰陽の世界の中にある一つに過ぎないのだと、もっと自分の生きる世界を包括的に見ることができるようになります。

だからと言って、皆さんに上級レベルまで受講しなさいと言っている訳ではありません。
いきなり宇宙の法則などになってしまうと、正直敷居も高く感じてしまうでしょう。

マクロビオティックも、まずは食事で試してみる、やってみることが大事です。
そこから自分のペースで進めていけばいいだけです。

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さて、衣食住を例に、食の部分がマクロビオティックだとして、そこを厳格に行ったからといって、衣と住についてはどうでしょう?
マクロビオティックの食事法と同様に厳格に陰陽五行に沿って行えていますか?

マクロビオティックの食事をしていても、不規則な生活をしている、ケミカルな日用品を使っている(洗剤、髪染め、掃除用品、生理用品やシャンプーなど)というように、私たちの生活には様々な「自然でないもの」は入ってきているし、旅行となれば飛行機や新幹線を使う。また、そう言った場所で働いている人もいます。

そうなると、ただ、マクロビオティックをしているから、オールオッケーではないのです。
じゃあ、田舎で自給自足で生きろというのか、というとそうではありません。

でも、田舎で旧暦カレンダーを見ながら農業をしているおじさんの方がマクロビオティック的な生き方をしているのかもしれません。
旧暦を理解し、本来の季節の流れを知っている。土と植物に触れている。夜中の2時に農業はやっていない、どちらかというと日の出と共に起き、早朝から農業開始。

でも、そういうことはできません。
そうなればいいのかもしれないですが、今の社会では無理でしょう。

今のあなたの日々送る生活の中で、できることからでいいし、できないものをストレスを抱えてまで行う必要はないのです。

 

この世界は地球と空(空間)が出来上がった時から、陰陽が始まっています。

人も男性と女性で陰陽があり、子供と大人で陰陽があり、季節にも陰陽、住んでいる場所にも陰陽があり(例えば日本とアメリカの国土を見たとき、日本はアメリカより陽性)人種(生まれ育った場所や、その人のルーツ)でも陰陽があります。すべてに陰陽が当てはまります。

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そうなると、日本に住む日本人のためのマクロビオティックと、アメリカに住むアメリカ人のためのマクロビオティックは少し変わってきます。理論は同じですが、陰陽から見た食材や調理法が少し変わってきます。
となると、日本で日本人夫婦の行うマクロビオティックがアメリカに住む白人と黒人の夫婦には丸ごと当てはまらないのです。

これは、マクロビオティックを教える側にも言えるのではないでしょうか。

日本に住み、日本人の生徒さんを対象としてきたマクロビオティックをそっくりそのままアメリカに持ってくると少しズレが生じるはずです。

日本の中でもそうですね。北海道で教える場合と沖縄で教える場合、少しズレが出ます。どちらが正しい、間違っている、でなく、柔軟に、そして片目で見るのではなく、両目で見て考えて見るべきです。(目にも右と左で陰陽があります。片目で見るというのは、陰か陽のどちらかに傾いているということ。両目で見てこそ、陰陽両方をきちんと使ったバランス良い見方であると言えます

じゃあ、この生活の中でどうやって生きればいいの⁉︎
すべてに陰陽がありますが、決して陰陽は善と悪には分かれていません。

どうしてもケミカルな日用品は変えられない。じゃあ、それを何で補えばいいか。
どうしてもチョコレートはやめられない。
じゃあ、チョコレートを食べた時、一緒に摂ればいいものは?
そんな風に陰陽をお互いに補いながら、バランスをとっていけばいいのです。

日本で生まれたマクロビオティック。
それだけでも、私たちには馴染みやすいものでもあります。
生活の中にどう取り入れるかは人それぞれ。

お互い楽しめるマクロビライフにしたいですね。

 

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