遅めの梅雨が明け、いよいよ夏本番! 毎日暑い日が続きますね。
この時期は、食欲や消化力が落ちてきますし、暑さでの寝不足や逆に冷房の影響などで、思いがけず体調を崩してしまいますので、無理せずにご自分の体調を気遣ってお過ごしくださいね!
しし座に対応する身体の部位・症状は、背骨、背中、炎症
背骨は、ひとつひとつがバラバラの脊椎という骨でできており、その構成は、頭蓋骨の下の頸椎が7個、その下の肋骨がついた胸椎が12個、そしてさらに下にある腰椎が5個、その下には骨盤の一部である仙椎からなります。そしてその中には頭蓋骨の脳から続いている脊髄という神経の塊が通っており、背骨にはこれらの神経を保護するという役割があります。また、頭蓋骨から骨盤までをまっすぐに支えるという重要な役割もあります。背骨は前後にゆるいカーブを描いているため、前後左右に上半身を曲げたり伸ばしたり、ひねったりといった柔軟な動きに対応しながら、身体を支えていきます。また、こういった動きによる衝撃を吸収し、脳へのダメージを防く役割も持っています。身体的にも支える働きのある背骨は、どの部分が痛む場合でも、十分に支えられていないという意識が関係あると言われています。背骨のどこかに痛みを感じる場合は、物質面や愛情面において自分自身を振り返ってみましょう。
背中は意思によって大きく影響を受けやすい部位です。自分自身に対する誇りや自由を表すのも背中であり、自信がなかったり、世間体や建前を重視していると猫背や腰が曲がってきてしまいます。期待に応えなくてはというプレッシャーを抱えてしまい、頑なに頑張る人の背中はガチガチに固くなってくるでしょう。さらに、本当は辛いのに強がったりと、自分自身への苦しみの妥協があると、背中は活力をなくして、たるんでくる場合があります。また、原因もなくやたら背中に重みを感じる場合は、他者のネガティブなエネルギーが入り込んでいる可能性があります。その場合は、「私は光の存在です。」といったポジティブな宣言を意図するようにしてみてください。これは決して人を拒絶するのではなく、誰にでもある自分だけの領域を守るためのものなのです。
炎症は、アーユルヴェーダでは、ピッタという火の要素が過剰になった場合に起こる症状です。
ピッタは、今の季節、どの体質の人も増えていきます。暑さや光による刺激、辛味や酸味、塩味の多い食べ物、アルコールやコーヒー、タバコなど、さらには怒りや競争心などもピッタを増加させていきます。主な症状としては、湿疹発疹、皮膚炎、口内炎、胃潰瘍、疲れ目、充血、頭痛、胃酸過多、胸やけ、口臭、下痢などが挙げられます。
簡単なストレッチや運動は、背中をしなやかにするのに役立ちますが、これからご紹介する、マルマと呼ばれるエネルギーポイントやアロマ、ヨガのポーズも有効ですので、是非試してみてくださいね!
しし座に対応するアロマオイルはジャスミン!
ジャスミンという名は、古代ペルシア語の「ヤースミーン=神からの贈り物」に由来し、清楚な白い花からは意外なほど甘く個性のある強い香りを放ちます。古くから世界各地で愛や官能と結び付けられ、クレオパトラも愛したこの香りは、夜になると一層濃厚に香ることから、インドでは「夜の女王」や「芳香の王」などと呼ばれています。