アロマとマルマで行う新月ボディケア<おうし座>

新緑の映える良い季節になって来ましたね! 新生活もそろそろ落ち着き、五月病などのようにダルさが出てきてはいないでしょうか。忙しいと時間を確保することが難しいかと思いますが、バスタイムや就寝前のほんのちょっとした時間を利用して、ご自分を労わってあげてくださいね!

 

脳神経のエネルギーポイント=ニーラ・マルマ

「マルマ」とは、インドでいうところの「ツボ」で、身体のエネルギーポイントです。
実際中国伝統医学の鍼灸のツボと一致することが多いようですが、範囲はツボよりも広範囲になります。
このマルマを刺激することで、エネルギーバランスを整えて、身体を活性化したり、またリラックスさせてくれます。

ニーラ・マルマは、頚動脈にあたる首の2本のラインの首の付け根にあり、このライン周辺には他にマニヤ・マルマやシラーマートリカ・マルマがあります。
これらには中医学のツボの人迎(じんげい)、水突(すいとつ)、気舎(きしゃ)が相当します。
それぞれ首の腫れやコリ、胃腸トラブルや通風、気管支炎や喘息、リウマチ、めまい、甲状腺の不調などに効果があると言われています。
そしてそれらを総合したエネルギーポイントであるニーラを刺激することで関連する不調やトラブルの解消に繋がっていきます。

またインドの古典によると、「ニーラを刺激するとアムリタ(甘露・不死酒)が湧く」とあり、若返りホルモンの分泌を助けてくれるマルマなのです。 (* アムリタとは、インド神話に登場する不老不死のエッセンスです。)

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お勧めのケアは、上記のアロマをお好みの植物オイル(スイートアーモンドやセサミなど)で希釈したものをマルマに塗りこんでいきます。
お時間がない時は、塗布だけでもOKですが、時間がある場合は、指先を使って時計まわりに数回、反時計回りに数回ずつ円を描くようにマッサージしていきます。
デリケートな箇所なので、出来るだけ優しく行いましょう。

 

お勧めのヨガのポーズ=ハラ・アーサナ

それではニーラ・マルマに効果のある、ハラ・アーサナ~犂のポーズのご紹介です!

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あお向けになり、手のひらを下にし、腕は両脇に沿って伸ばし、呼吸を整えます。
ゆっくりと息を吸いながら、腹筋を使って両足を45度まで上げていきます。 さらに息を吸いながら、足を90度まで上げたところで一旦静止します。
次に息を吐きながら、ゆっくりと両足を頭の上に持っていき、膝が曲がらないように注意しながら足先を床に付けます。
この時、足先が床につかなくても良いですが、顎が胸に強く押し付けられるようにしましょう。
これ以上足が伸びないと思うところまで足を持っていき、静止します。
通常の呼吸をしながら、首のニーラ・マルマの周辺に意識を集中し、無理のない程度にこの姿勢をキープします。
息を吐きながら少しずつ元の姿勢に戻していきます。

このアーサナでは背骨のズレを矯正し、若返りのホルモンと言われる唾液腺ホルモンを始めとした各ホルモン系を活性化、調整していきます。
血液などの体液の循環も良くしていくので、疲労回復やストレス軽減、生理不順や糖尿病にも効果が期待出来ます。
心身をリフレッシュさせ、エネルギーを与えてくれるハタ・アーサナを、今の時期是非習慣にしていきましょう♪

 

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