アロマとマルマで行う新月ボディケア<おひつじ座>

目は魂の鏡とも言われています。強烈な思い込みをはずし、魂の望む方向、本来の人生計画を実現させることを選んでみましょう。

さらに血管を強化し、血行促進、消化機能を高めることで新陳代謝を促し、細胞の老化を防止する抗酸化作用があることから、「若返りのハーブ」とも呼ばれてきました。その他、呼吸器系トラブルや、抜け毛やフケなどの頭皮のトラブルにも役立つといわれています。

他には、ペパーミント(呼吸器系トラブル、消化不良、頭痛、肩こり、かゆみ、集中力アップ)、ブラックペッパー(冷え性、消化器系強化、感染症予防、活力アップ)、コリアンダー(食欲増進、リウマチ、冷え性、デトックス、精神疲労)、シナモン(疲労・虚弱体質改善、感染症予防、消化器系トラブル、生理痛)、クローブ(疲労回復、消化促進、鎮痛作用、呼吸器系トラブル、気分高揚、記憶力・集中力の向上)、ナツメグ(免疫力アップ、消化器系強壮、筋肉痛、歯痛、頭痛、生殖器強壮、精神疲労)などがお勧めです。

 

脳神経のエネルギーポイント=シュリンガータカ・マルマ

「マルマ」とは、インドでいうところの「ツボ」で、身体のエネルギーポイントです。実際中国伝統医学の鍼灸のツボと一致することが多いようですが、範囲はツボよりも広範囲になります。
このマルマを刺激することで、エネルギーバランスを整えて、身体を活性化したり、またリラックスさせてくれます。

シュリンガータカ・マルマとは、「4本の道の交差点・十字路」を意味し、目耳鼻舌の4つの道の交わる、脳神経の十字路になります。そのため直接触ることは出来ないのですが、相応する顔の部位である眼窩下孔のあたりを刺激することでも働きかけることが出来ます。シュリンガータカ・マルマそのものに対応するツボはありませんが、眼窩下孔に関して言えば、四白(しはく)が相当します。
このマルマを刺激することで、目・鼻・耳・舌の機能それぞれを高めていくことが出来ます。眼精疲労や花粉症などの軽減や若返りに役立ちます。

*上図は四白(しはく)になります。

*上図は四白(しはく)になります。

 

お勧めケアは、上記のアロマをお好みの植物オイル(スイートアーモンドやセサミなど)で希釈したものを眼窩下孔周辺に塗り、優しくマッサージしていきます。また、植物オイルでの点鼻、オイルうがい、耳のマッサージも大変効果的です。そして、次にご紹介するアーサナのように、舌を思いきり突き出すだけでも頭部のマルマを全て刺激していきますので、日々のケアに是非取り入れてみてくださいね。

 

お勧めのヨガのポーズ=シンハ・アーサナ

それでは頭部全てのマルマに効果のある、シンハ・アーサナ~獅子のポーズをご紹介します!

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膝立ちになり、両手を膝の上において、息を吸います。その時に舌を後ろへ巻いて、舌先を喉の奥へ伸ばし、脳神経のシュリンガータカ・マルマを刺激します。息を吐き、同時に思いっきり舌を出して、「あー」と声を出していきます。息を吐ききったら、顎を胸につけて、グダ・マルマ(肛門)を締め、背中を反らせます。目を大きく開いて真上を見上げ、5~10秒キープします。舌を戻し口を閉じ、再び舌先を喉の奥へ伸ばし、鼻から息を吸い込みます。これを10回ほど繰り返していきます。

シンハとは「ライオン」という意味で、シンハ・アーサナは古代神話に登場するライオンの獣人ナラシンハに捧げるポーズです。声を出す時は、獅子が雄叫びを上げるように大きく息を吐いていきましょう。また、真上を見上げる時は、寄り目にして眉間を見ることで意識が研ぎ澄まされていきます。

このアーサナは、シュリンガータカ・マルマだけでなく、耳の後ろにあるヴィドゥラ、眉のアーヴァルタ、こめかみのシャンカ、その上のウトクシェーパなど、頭部にある全てのマルマを刺激していきます。そのため、疲労やストレスから開放され、爽快感を得られるほか、喉を強化し、咳の症状や風邪の予防にも期待出来ます。また、眼精疲労やドライマウス、そしてしわやほうれい線の改善や美肌、また顔の血色を良くし、筋肉を鍛え表情を豊かにさせるなど、美容と健康に大変に役立ちます。
人に見られるとドキっとしてしまうアーサナではありますが、効果抜群ですので是非やってみてくださいね!

 

ラサティア&メルローズリーフ
市村しのぶ

 

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