「白雪姫」でもお馴染み いつでもどこでもあなたにひらめきを与えてくれる魔法の鏡

お教えします、魔法の鏡の作り方。さらに、西洋魔術「スクライング」と呼ばれる技法を用いて実践してみましょう。

「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰」

これは有名な童話である「白雪姫」で、女王が唱える呪文です。

この呪文を唱えられている鏡は魔法の鏡であり、さまざまな事に答えてくれるわけですが、実際に魔法の鏡というものは存在しています。

今回は、そんな魔法の鏡の作り方を紹介しましょう。

作り方といっても、そんなに難しいものではありません。厚紙を丸く切り抜いて、それを真っ黒に塗りつぶすだけでOKです。最初から黒い厚紙を使うと簡単です。サイズとしては、最低でも直径10cmは必要です。

もうちょっと本格的なものが欲しい場合は、同じぐらいのサイズの丸い鏡をスプレーなどで黒く塗りつぶしてもOKですが、まずは厚紙のもので練習することをオススメします。

まずは、自分で作った魔法の鏡を目の前におきましょう。
黒く塗りつぶしてあるわけですし、そもそも厚紙なので、表面には何も写っていません。
そんな真っ黒い表面を見つめながら、ゆっくりと深呼吸をしましょう。

息をゆっくりと吐くたびに、身体の中の緊張がすべて抜け出していくのを感じてください。

緊張がなくなって、身体が充分にリラックスしたら、魔法の鏡に集中します。
集中といっても、なにかを見ようと必死になるのではなく、リラックスしたままで、目の焦点はむしろぼんやりとしておいたほうがいいでしょう。

すぐには変化は起こらないかも知れませんが、何回か練習を繰り返していると、真っ黒いはずの表面になにか光が走ったり、不思議な色が見えたりするようになります。

ここで、びっくりしたり興奮したりせずに、あくまでリラックスしてそれらを見つめておきます。

ここまで出来るようになったならば、いよいよ魔法の鏡に質問してみましょう。

質問にたいして、魔法の鏡は色や、図形、絵や光、もしかしたら言葉で答えを返してくれるかもしれません。
図形や絵が見えた場合、それがどういう意味をもつのかを調べてみると、より答えがはっきりするはずです。

これは西洋の魔術で「スクライング」と呼ばれる技法です。

熟達してくると、これを使うことで、さまざまなメッセージを受け取ることができるようになりますし、魔法の鏡を用意しなくとも、水面をのぞき込んだり、揺れる木の葉を眺めたりと、自然全てを魔法の鏡として活用することもできるようになります。

一度習得してしまえば、非常に活用範囲の広い技法ですが、最初の黒い厚紙を眺め続けるという基本訓練は、ちょっと地味で退屈かもしれません。

しかし、何事も最初が肝心です。
無理はせずに、なにも見えなかったり、疲れたらすぐにやめてもかまいませんが、毎日のように黒い厚紙を眺める習慣をつけてみてください。

そうすれば、きっと黒い厚紙は魔法の鏡へと変わって、あなたの質問に答えてくれるようになるはずです。

Let’s try magic!