蠍座新月は魂の時代の幕開け—キーワードは“関係修復” と“連帯”
11月18日の20時42分に、蠍座で新月を迎えました。
10月10日に木星が蠍座入りしてから1ヶ月経ちましたが、いよいよ本格的な蠍座時代の到来です。
新月の祈りは、お済みになられたでしょうか?
今回のキーワードは、“関係修復”と“連帯”。
遠い昔に離れてしまった大切な友達、遠い昔に諦めてしまった夢を、取り戻したいという情熱の炎が、胸に燃え盛るときです。
ここから周波数が一気に変わり、同じ波動の人間同士で繋がり、緩やかな、しかし確固たるピアやフェデレーションが、世界のそこここで発生してゆくようです。
この時期に発生するそれを、一般に“ソウルファミリーの再会”と呼ぶのでしょう。
今回の新月の特徴は、“強制終了”。
心身ともに、光と闇が照射され、激しいデトックスが伴う時です。
記憶の引き出しにしまい込んでいた辛い思い出が浮かび上がり、涙が止まらなくなったり、一方で憑き物が落ちたように気分が軽くなって前向きになったり、また下痢が続いてトイレに駆け込む回数が増えたりと、かなりの疲弊を伴うようです。
生まれ変わり、蘇りのために、避けて通れない道です。
女性は、美容に力を入れると、幸運を更に呼び込めそうです。
エステやコスメ、ヘアケア、アロマなどで、“女磨き”を積極的にしてみましょう。
早ければ、12月4日の双子座満月で、ツインソウルと再会=統合を果たす方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2017.11~2018.10/孤独の鎖を解いて、魂の仲間と歓喜の輪を囲むとき
小学校の、夏休みを思い出してみてください。
2学期のはじめに読書感想文を提出するために、扇風機の風にあたってスイカを食べながら、文庫を読みふけった記憶はありますか?
大人になった今、振り返って、あの頃の気持ちを思い出して下さい。
栞を入れたままの遠い昔に読みかけた本を、もう一度開く感覚。
懐かしくて、新しい物語の始まりの時が、近づいてきています。
この1年間で、独立、転職、結婚、離婚を決意して行動する人が、一気に増えてゆきます。
魂が嘆く偽りの場所を捨て、魂が求む真実の場所へ。
嘘をついていた自分、過去の記憶と和解し、手をつなぐ時。
過去と未来の交差。深い結びつき、魂と魂が求め合う絆。
信じたかった夢、信じたかった人のことを、もう一度信じる勇気を持つこと。
新しい物語の為に、不本意な過去の清算と、昔の夢を再起動させる時です。
半年後の蠍座満月で、思い描いた夢の結実、収穫の時を迎えるイメージングをする。
そのための、重要な蠍座新月でした。
私が学生時代に愛読した、三木清の『人生論ノート』の一節を引きたいと思います。
人生においては何事も偶然である。
しかしまた人生においては何事も必然である。
このような人生を我々は運命と称している。
もし一切が偶然であるなら運命というものは考えられないであろう。
だがもし一切が偶然であるなら運命というものはまた考えられないであろう。
偶然のものが必然の、必然のものが偶然の意味をもっている故に、人生は運命なのである。
希望とは運命の如きものである。それはいわば運命というものの符号を逆にしたものである。
もし一切が必然であるなら希望というものはあり得ないであろう。
しかし一切が偶然であるなら希望というものはまたあり得ないであろう。
人生は運命であるように、人生は希望である。
運命的な存在である人間にとって生きていることは希望を持っていることである。
そう、あなたの人生は、いつも、希望に満ちているのです。
蠍座は、生まれる前に決めてきた人生のプログラムで、愛の光彩が一際、眩く照射するタイミング。
浄化しきった先には、永遠に変わらないもの、遠い前世と来世で交わした約束の場所が露頭します。
もう、あなたは独りではありません。
我慢する必要もありません。
堂々と、幸せになって良いのです。
遂に、時は来ました。
帰るべき場所へと、帰りましょう。
還るべき記憶へと、還りましょう。
どうぞ、良い師走を。
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