幸せタイムリー ~幸運を引き寄せ運勢を好転させる方法 運を強化し、願いを叶えるキーポイント PART.62

「きっと彼女は人気のエンジェルセラピストさんになるだろう。女子たちはこぞって緑四子に恋の相談や仕事の相談、人間関係、家族関係、自分の才能など様々な相談を持ちかけてくることだろう。」

☆~エンジェルセラピスト友紀が語る~ 天使との対話 マドンナリリー 短編小説編☆

🌹 My Fairy King (我が妖精王 🌼)
~妖精との対話 「OH ! ピンクデイジー!  あなたのすべてが素敵🌹」~

 

41歳、八土子(はとこ)は都内の中堅事務機器リース会社に勤めてかれこれ10年が経つ。

総務部に所属し、主に従業員たちの文具品や勤怠管理、旅費・交通費の清算などを担当している。9時~17時半までの勤務時間で雇用条件も比較的しっかりしている為、在職率も良く、皆、安定して長く勤めている。

女性従業員の数こそ少ないが、男女雇用機会均等法もスムーズに導入され、結婚しても安心して続けて働ける職場だ。3年前に縁あってめでたく結婚したが、その後も仕事を続け、これまでに退職に追い込まれるような経験は一度もしなかったのは感謝している。

もっとも妊娠となったら別かもしれない、こればかりは授かりものなので自然に任せている。授かればありがたいし、授からなければ二人の生活を楽しんでいこうと思っている。

あいにくこの会社は「子供はまだ?」と興味本位で聞いてくる人もいなく、ありがたい。

どちらにしても定年まで安定して勤めていければと思っている。
クリスマスも近づき、見慣れた赤坂の街も色とりどりのイルミネーションに彩られ、あちらこちらのお店でSALEやクリスマス商品が目白押しにウィンドウを飾っている。

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ほぼ毎日、行き帰りに通る青山フラワーマーケット前もクリスマス装飾一色となり、この時期恒例のお花、ポンセチアのリースがお出ましだ。
緑四子(みよこ)との待ち合わせはいつもここ青山フラワーマーケット前。

ブラウンのふんわりカールした長髪をなびかせ、お気に入りのマリクレールのクロップドパンツとポロシャツをピンクで合わせ、健康的でフェミニンな可愛らしさを漂わせて、飛び跳ねるように軽やかな足取りで、ピンクの妖精は手を振りながら私へ近づいてきた。

私    「何食べる?」
緑四子  「ポルトガルにしよう!」

 

赤坂BLIZタワーのポルトガルレストランへいざ出陣!

ここは青や白など色鮮やかなインテリアやプレートが女子たちの胸をキュン! と喜ばせてくれる。もちろん魚介類やチーズパンなど味も絶品😋。
緑四子とは3年前、ひとりで参加したエンジェルカードの講座で知り合い意気投合し、以来、個人的にもメールをしたり、時々、食事などをしたりして親交を続けてきた。

当時、たまたま入った青山のオーガニックショップでエンジェルカードを見つけ、どれも心に響く優しいメッセージに心を打たれ、一度、講座に参加してみたいと思っていた。

緑四子は独身で37歳。白金でステンドグラスや雑貨を扱う“パピヨン”のオーナー店長をしている。5年前、友人の紹介で雇われ店長としてスタートし、今では彼女の努力のかいあって、そこそこ常連客もついてきている。

友人といっても実はボーイフレンドのひとりでそこらへんはとてもクール。

今朝も別のボーイフレンドと素敵な朝帰りを楽しんできたと少しイタズラッ子な目で無邪気に話してくれた。男たちの間を自由に軽やかに飛びまわるパピヨン🌷彼女なりの流儀なのだ。

他にも彼女には沢山のボーイフレンドがいる。そのバラエティ飛んだ男たちの話に最初はかなり困惑したが、彼女の屈託のない笑顔や少し筋肉質の健康的な小麦色の肌はそんな彼女をより一層輝かせていた。

そして、あまり変化のないタンタンと過ぎていく私の日常とは、うって変わってとても刺激的で、別の世界の住人と交流している感覚がとても新鮮だった。

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緑四子の話を聞いていると「人生いろいろ、男もいろいろ」島倉千代子さんの歌がいつもリアルに感じられた。

愛が欲しい男と愛を与えたい女、需要と供給のバランスが上手くとれているということだ。

“パピヨン”は、店内のところかしこにステンドグラスが灯され、オルゴールが流れ、緑四子のセンスの良さが光るちょっとした癒し空間だ。お店の片隅にポルトガル風のカラフルなテーブルセットが置かれ、時々、お客様にエンジェルカードリーディングをしてあげるととても喜ばれるらしい。

緑四子のお店にエンジェルカードはとても良く似合う。

ステンドグラスの天使画と淡い灯りがとてもマッチするのだ。
でも本当はフェアリーカードの方が彼女をより引き立ててくれるだろう。

だって、彼女の魂は間違いなく正真正銘、時空を自由に行き来するフェアリーだから。

今後、お店でエンジェルカードを販売する予定だと目をキラキラさせ語ってくれた。

きっと人気のエンジェルセラピストさんになるだろう。女子たちはこぞって緑四子に恋の相談や仕事の相談、人間関係、家族関係、自分の才能など様々な相談を持ちかけてくることだろう。

楽しい時間もあっという間に過ぎ、家路にたどり着いた。

明日も通勤ラッシュが待っている。眠る前、ベッドの上で最近のお気に入りであるドリーン博士とロバート・リーブス共作の「フラワーセラピーオラクルカード」を手に取り、「今、一番私に必要なメッセージを教えて」と1枚引いてみた。

「アフリカンデイジー」……あなたは新しい友情を引き寄せつつあります。与えることと受けとることのバランスが最高の友情を育みます。

 

My Fairy King  我が妖精王に乾杯🏆

~ Fin ~ フィクション☨

大天使ジョフィエル、ラギュエル、すべての聖なる妖精たちに感謝の念をアーメン💐

 

文芸社「~エンジェルセラピストが語る~天使との対話 マドンナリリー」(著者・友紀)

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