HAPPYシャスタライフ PART.3~内なる統合~

金環日食、ビーナストランジット。カリフォルニアのパワースポット、マウントシャスタでも、これらの壮大な銀河系の神秘を実際に味わうことができました。
金環日食は、シャスタ時間午後6時半くらい。晴れ渡る青い空が一瞬にして、灰色に変わっていき、思わず息を呑みました。太陽と月が重なり、完璧なリングがシャスタの空に出来上がっていました。
太陽と月のアライメント。美しいその重なり合いは、まるで「光と闇」が重なり、融合し、一つになったような、そんな感覚を思い出させるようで、私の身体は震えました。ちょうど私はその頃、シャスタで起こる内なる統合について、想いを巡らせていたところだったのです。それを目の前で見せられた、そんな瞬間でした。

■内なる統合
シャスタには、山頂が2つあります。
高い方の頂を「シャスタ」呼び、低い方を「シャスティーナ」と呼びます。「シャスタ」は男性性を表し、「シャスティーナ」は女性性を表すといわれています。
つまり、簡単に言うと、陰陽のような関係。男性性、女性性というのは、私たちの内側にもある陰陽のエネルギーこと。もちろん、いろんな表現の仕方があると思います。
今回私が金環日食のときに強く感じたのは、自分の内側の「光と闇」との統合。意識していて表に出ている自分の側面と、意識をしたくなかった無意識で隠していた潜在意識下の自分の側面が光を当てられてそれらが統合するような、そんな感覚を感じていました。

■シャスタに来ると起こること
シャスタに来ると、「シャスタ」と「シャスティーナ」に象徴されるように、内なる男性性と女性性が統合され、バランスが取れていくといいます。
どのようにそれは起こっていくのでしょうか。
それは意識をしていようとしていなくとも、自然に自分の内側でそれは起こります。そしてときに、それは表面化して現実に起こってくることもあります。

よく見られるのは、

・肉体的に、ひどい眠気に襲われたり、体が休息を欲するようになること。熱が出たり、風邪のような症状が起きたり、のどが痛くなったり、寝込んだりする人も。またその逆で、日本よりも早起きをしたり、体調が良くなり身体中から元気が湧いてくることもあります。

・精神的には、マインドがオフに。時間に追われ、ルーティーンをこなすことばかりにマインドを使っていると、シャスタでは急に物事がスケジュール通りに進まなくなったり、うっかり忘れ物をしてしまうことも。そして、四六時中ボーっとすることもあれば、逆に思考がスッキリ冴え渡ることもあります。

・感情的には、ハートがどんどんと開いていく感じ。今まで抑えてきた古い感情や置き去りにしてきた感情が湧き起ったり、また大自然に抱かれただ在ることで実感する至福の涙が出てくることもあります。

・スピリチュアル的(感覚的)には、五感はもちろんですが、直感が鋭くなったり、感覚が繊細になっていくことがよく見られます。たくさんの光のオーブを感じたりすることもあれば、過去生の記憶を思い出したりすることもあるようです。

■自分の本来の姿に戻る場所
つまり、これらの起こっていることはすべて、内側でバランスを取り、魂が自分の本来の姿に戻ろうとする過程。それが自然に起こってくるわけです。滞っているところがあれば流れ、凝り固まっているところがあれば緩む。内側の両極のエネルギーがバランスを取りながら最後には融合され統合される。
その過程は、強烈にわかりやすいこともあれば、とても微細な形で起こる場合もあります。だからこそ、シャスタは、できるだけ一人の時間を自分に与えてあげて、自分の内側に注意を向け、自分の声に耳を傾けることが大切になるのです。
本来の姿に戻るために、静かに内に向かうことをさせるシャスタ。

これがシャスタで起こること。

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