天命ー魂のcallingーを知るために

何をしたらよいのか、どちらへ向かったらよいのか分からないという状態になって始めて、自分の本当の道が見つかると言うことですね。この状態はとてもuncomfortableだから、何とかしようと真剣になるからでしょう。

 

〈Divine nudge – 天の肘つつき〉

天から注意を促されることがあります。英語では、”a Divine nudge”です。nudgeは、「軽く突くこと、注意を向けさせること」という意味で、肘でつつくイメージがぴったりですね。以下が”Listen”にあった例です。なかなか参考になりますよ。

NudgePossible Action Step
現在やっていることに退屈している興味のあるクラスを取る。自分が興味のある仕事をしている人と話してみる。
圧倒されて人生の目的についてアイデアを構築できない何かを手放すとき。人間関係や事柄で自分を枯渇させるものがないか。切り捨てられるプロジェクトやコミットメントはないか。
やりたい事やワクワクするアイデアが多すぎるので、結局、何も手がつけられない情報を収集しているだけでよいという態度を取る。今、決断をしなくてもよい。小さなステップを踏んでいく。
他の人が止めた方がよいと反対する「自分にとって真実は何か」と自問する。応援してくれる人と交わるようにする。
何かを変えなければならないのは分かっているが、どこから始めればよいか分からないどんな楽しいことや興味のあることが今日できるかを自問する。人生という大きなスケールで考えなくてもよい。一日単位で練習を積む。

 

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〈callingを見つけてもストップしてしまう場合〉

さて、やりたい事を探り当てた後、それではその道を迷わず進むかというと、大抵はそこでストップしてしまうようです。自分のやりたい事ができない理由を並べ立てる会話を自分の中で始めてしまうからです。どうして始めたらいいか分からない、お金にならない、時間がないとかですね。でも、”Listen”では、「もし、やりたいことができるとしたら」と可能性を膨らませていくと、否定的な会話の声の代わりに、直感が聞こえてくるようになると言っています。

それで思い出しました。

“Choose Youself”という著に載っていたのですが、イギリスの実業家、リチャード・ブランソンは、航空産業のことはまるで無知だったけれども、こんなエアラインがあったらいいなというアイデアが浮かんだその日にボーイング社に電話をして、航空機一台をリースするのにどれくらい費用がかかるのかを聞いたといいます。そして、事業がうまくいかなければ航空機を返す、うまくいけば購入するという契約も取り付けてしまいました。ブランソン氏は、自分にできるという自信があったので、達成可能なステップを思いつくことができたのです。

いかがでしょうか? 方向転換を余儀なくされたり、さまざまな形でcallingのヒントが現れ、注意を促されたりするのですね。また、日常の雑事に流されて人生で大切なことが後回しになったりすることのないように、どんなに忙しくても、瞑想などの時間を持って内なる声を聞いたり、ワクワクすることを優先させるようにしたいですね。

 

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