喜びは自分の真実を生きることから生まれるーbravery、discernment、integrityの3つのポイント

自分の真実を生きるには、勇気(bravery)が必要です。周囲の抵抗を受けることが多く、波風を立てない方が楽だと思う方向にいってしまいがちだからです。
喜びは自分の真実を生きることから生まれるーbravery、discernment、integrityの3つのポイント

今回は、最近、わたしがよく受け取るメッセージについて書いてみます。そのメッセージとは、自分の真実を生きるということです。

 

よいことをすれば酬われるって本当?

わたしたちは、「よいことをすれば酬われる」という道徳観念を叩き込まれていると思うのですが、これは真実だと思いますか?

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世の中を見渡してみると、よいことをしている善人が苦労したり不幸だったりというケースがあると思うのです。あるいは、よいことをしたのに、感謝されるどころか当然のように思われるみたいなことありませんか? 問題は、「よいこと」の定義にあるようです。大抵の場合、「よいこと」というのは、社会の通念、家庭や学校、宗教などで教え込まれた価値観や道徳観、自分の属する集団(国や社会)のマナーや考え方などに従うことだったりするわけです。自分の真実よりもこうしたことを優先させると、義務感、罪悪感、恨みといった嫌な感情が起こることがあり、本当の喜びが得られません。

感情は、内からのガイダンスシステムだと言われています。ハッピーな感情なら、それでいい、そのまま続けてということですが、嫌な感情は、何かはずれていることがあるから修正した方がよいという警告になります。「引き寄せの法則」で有名なエイブラハムによると、内なる本当の自分とアライメントしていないということだそうです。つまり、自分の真実を生きていないということですね。

 

勇気の必要

自分の真実を生きるには、勇気(bravery)が必要です。周囲の抵抗を受けることが多く、波風を立てない方が楽だと思う方向にいってしまいがちだからです。でも、一時的に安易な選択をしても、あとのしっぺ返しが大きい。自分が楽しくない、おもしろくない、喜べないという、極めてアンハッピーな状態を甘受する羽目になります。

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自分を尊重し、愛することができていれば、自分のために立ち上がる勇気が沸いてくると思います。ところが、自分を愛して尊重している人は、意外に少ないのですね。自分のことよりも家族や他の人を優先させているケースが多いです。でも、これではやはり自分の真実を生きていないので不満が溜まり、自分もおもしろくないばかりか、相手もそれを薄々感じ取って、感謝されるどころか恩着せがましいよねみたいに取られて、双方にとってよいことはありません。自分を愛するというテーマは大きくて、これはまた別の機会に触れたいと思います。

 

判断力の開拓

次に、自分の真実を見極めることが困難なため、本人も、これでよいのだろうかと疑いの気持ちが起こって、周囲に流されて終わりということはありがちです。わたしたちは、幼い頃から家族や社会によってさまざまな観念を植え付けられプログラムされてきているので、何が自分の真実かを見失ってしまっていることが多いと思います。一生懸命に生きてきたのに、人生の半ばに来て、これでよかったのかと悩む中年の危機(midlife crisis)などは、まさにその例ではないでしょうか。

今からでも、自分にとっての真実を見極める能力を開拓した方がよさそうです。英語でいう“discernment”です。「識別する能力、判断力」という意味です。

これは、直感とも結びついているのですが、頭で思うことよりも体やハートで感じることに注意することです。何かを決断するとき、どちらかを決断したと仮定してそのときの自分の反応を観察します。決断から1年たったところ、5年たったところを想像してみます。もちろん、気分がよい方を選択すればよいですね。

注意する点は、強い感情は過去の嫌なことが連想されて反応していることが多いということです。これでは判断を誤ってしまいます。だから、重大な選択や決断をするときは、まず、自分をニュートラルな状態に持っていく必要があります。内からの声は、ささやくようにかすかなものなので、強い感情に振り回されているときは感じ取ることができません。だから、自分が感情的になっていると思ったら、一晩寝かせるとか、運動や他の作業をして一旦そこから離れるなどの工夫をした方がよいでしょう。

また、宇宙のフィードバックに注意することも重要です。medical intuitive(直感医療)の第一人者、キャロライン・メイスによると、進むべき道ならば、障害物があっても何らかの介入があって物事が好転するか、導きを受けるか、あるいは励ましの言葉を受けるというサインがあるそうです。逆に、進むべき道でないならば、物事が好転するような出来事は一切起こらず、誰かが励ましてくれても、希望や力が沸いてくるようなチャージは感じられません。

 

ブレない生き方

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何が自分にとって真実かを見極め、自分のために立ち上がろうという勇気を持ったなら、自分の真実を生きる意志を貫きます。社会学者、ベストセラー著者、ライフコーチのMartha Beckの言葉を借りると…

Living in integrity means expressing and doing what is true for you in all situations.

インテグリティーに生きるとは、あらゆる状況において、自分にとっての真実を表現し、実行することです。”integrity”を日本語にするのが難しいのですが、ブレない、貫き通すことという意味があって、ここでは自分の真実にブレない生き方を指しています。

本当はやりたくないのにyesと返事をしたり、波風を立てたくないからと怒りを押し殺したり、うまくいっているような振りをしたりというように、自分に不誠実に生きていると、疲れや疎外感、孤独感を感じるようになって人生が楽しくありません。彼女は、実際に正直に生きるを決断し、自分の真実のみを語るようにしたそうです。関係が壊れるかもしれないと思ったけど、かえって親密さを増し、本物の関係になったと言います。

何か空虚感や疎外感を感じる、あるいは、疲れた、英気が沸いてこないというときは、一度、自分の真実を生きているかどうか内省してみましょう。

 

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