ココロセラピストが語る!『ありがたい感謝の方法』とは!?

悲しいけれど現実に存在する話をします。裏のある「ありがとう」というものが存在するのです。どういう事かというと、本当は感謝していないけれど便宜的に使っているのです。もしくは、違った意味で「ありがとう」と言っているのです。

感謝は大切!

人生でもっとも大切なうちの1つに『感謝』があります。感謝されれば嬉しい気持ちになります。感謝してくれた人の事が好きになります。優しい気持ちになります。それをわかっているからこそ、自分からも素直に誰かに感謝しよう。そんなふうに思えてきます。感謝なくして幸せなし!」といっても過言ではありません。

 

「ありがとう」は本当に魔法の言葉なの?

感謝というと、真っ先に頭に浮かんでくるのが「ありがとう」という言葉です。巷ではよく「感謝の気持ちは大事だよ」とか「ありがとう」というと良いよとか言われています。

人によっては「ありがとうは魔法の言葉」と言い切っている人もいます。もちろん魔法というのは比喩で使っていると思います。ただ、必ずしも「ありがとう」と言えば自分の世界が好転するわけではないのです。

 

『裏ありがとう』とは?

悲しいけれど現実に存在する話をします。裏のある「ありがとう」というものが存在するのです。どういう事かというと、本当は感謝していないけれど便宜的に使っているのです。もしくは、違った意味で「ありがとう」と言っているのです。

たとえば、困っている風の人がいたとします。困っている人がいれば助けたくなるのが人情です。あなたは優しい人なので、そっと手を差し伸べました。すると困った風の人は言いました。

「ありがとう。助かったよ!あなたは本当に素晴らしい人だ!あなたのような人には出会ったことがありません。本当にまた会いたいと思います!」

と、熱い感謝の言葉を貰いました。あなたは、事実上何の得もありませんが、こうして爽やかに感謝されると助け甲斐もあるものだなと思っていました。

困った風の人は、さらに続けました。「また(無償で)助けに来て下さいね!いつでも大歓迎だよ!いやぁ、ありがたいなぁ。感謝だなぁ。ありがとう!次に助けに来てくれる日を待ってるからね!」

と言いました。
さて。あなたは、どんな気持ちになりますか?

少なくとも僕なら疑問が浮かんで来ます。
「それって僕の善意に対するありがとうでは無く、無償の助け(労働力)に対してだよね?」
「また助けに来てね!…ってなんだろう。恩を売るつもりじゃないけれど、普通ならお礼をしたいから今度遊びに来てね!…じゃないの?」
どうもしっくり来ません。でも相手に悪意はありません。心の底から喜んでいます。ただし、人にではなく無償で便利な労働力に。
彼は純粋に「ありがとう」と言ってはいます。しかし、「ありがとう」の対象には裏があって自分が助けて貰えてラッキーだったという出来事に感謝しているような感じです。

「ありがとう」という言葉を使うと気持ちが良いので信頼関係も深まる素晴らしい言葉です。だから、素直にお礼を言える人は好かれますし、助けて貰いやすくなります。しかし、勘違いしている人は「ありがとう=相手を操れる魔法の言葉」と潜在意識にインプットされているのです。
しかし!「ありがとう」とは善意を無条件でリピートさせる魔法の呪文では無いのです。

このような『裏ありがとう』の達人が周囲にいたら、どんなに笑顔がさわやかでも、あまり近づかない方が身のためです。さわやかな立ち振る舞いをされて「ありがとう」と言われると、ついつい助けたくなってしまいますが、騙されてはいけません

 

ありがたい感謝の方法とは?

言葉を換えれば人生が変わる」と言われています。僕はこの言葉を信じています。出来れば1人でも多くの方に知って欲しいと思っています。
しかし!それには条件があるのです。それはとても簡単なことです。心を込めることです。それだけです。相手を利用してやろうとか自分が得をしてラッキーとか、そういう事では無くて相手に感謝の気持ちを込めるのです。

たとえば具合が悪い時、混雑した電車の中で親切な人が席を譲ってくれたとします。「ありがとう!また席を譲ってね!」では意味が無いのです。心が貧しい証拠を露呈しているだけです。そうではなくて「ありがとう!具合が悪かったから本当に助かりました!あなたの親切な対応に心から感謝します!私もあなたの善意を見習って、困った人がいたら助けます!私の体調を気遣ってくれたこと、親切の大切さを教えて下さったことに感謝します!」という気持ちを込めて「ありがとう」を伝えた方が、言葉は変ですが「ありがとう」の質が高まります。

自分のエゴが満たされたから「ありがとう」ではないのです。感謝は「ありがとう」を通して世界中に連鎖反応を起こさせてこそ絶大な効力を発揮するのです。

言葉の乱れが問題視される今日この頃です。文法も大事ですし敬語も大事かもしれません。しかし、それ以上に言葉というものは言葉の上に伝えたい気持ちをきちんと乗せることが大切なのです。相手に伝わるように心を込めて

何かをして貰ったら「ありがとう」と言うように子供のころから教育を受けていると思います。しかし、条件反射で身につけても仕方が無いのです。たった5文字の言葉ですが、そこにどれだけ感謝の気持ちを載せられるか。感謝を連鎖させられるかが大事なのです。

僕も、今までなんども「ありがとう」の言葉に救われて来ました。僕を救ってくれた「ありがとう」は1つ1つに大きな気持ちが含まれていた気がします。気持ちは伝わります。裏があればバレます。

だからこそ、僕も心を込めてあなたに伝えます。
いつも僕を支えて下さって、そして記事を読んで下さってありがとう!

 

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