最近、世の中で起きている様々な事象を見ていると自分の力をどう使うのか? ということについて考えさせられることが多いと感じます。
私たちは皆、何かしらの力を持っていますが、多くの方が自分の力そのものや、その力を使うことを恐れていますね。
私たちは、本当は自分の闇よりも光を恐れているのです。
その力を使うことで、過去に傷ついたことがあったり(例えば魔女狩りとか)、実際に攻撃されたことがあったり、その恐れがあったり、日本で言うと出る杭は打たれるみたいな固定観念があったり、力を持つ=権力者=悪人、みたいなステレオタイプなイメージがあるのかもしれません。
このような傷や固定観念やイメージがあると、どうしても自分の力を使うことや自分そのものを活かすことに消極的になってしまうと同時に私たちの多くが持つこのステレオタイプなイメージが実際にそのような現象を外側に産み出す一端を担っているとも言えると思うのです。
だからあなたは、あなたが持っているそのような痛みの記憶を癒したり、固定観念やイメージを変更することによって、自分自身を活かすこともできるし、それは世界を変える可能性をはらんでいるということですよね。
私たちは既にサバイバルするというフェーズから、自分のしたいことをしたり、自分の力を使って貢献したり、というフェーズに移行しています。
自己実現の第一段階ではもちろん<自分がやりたいことをやって、自分が楽しい&幸せ>ということが大切です。
それができたら、<自分のやりたいことや自分の特質で周りに貢献するためにはどうしたらよいか>とか<自分の力を最も効果的に使って、全体の善に貢献するにはどうしたらよいか>というステージに入っていくのです。多くは自然に。
人は一人で生きているのではないということを本能的に知っています。だから、自分だけが幸せというのは、本当は幸せではないということも知っていて自分も周りも幸せで、初めて本当に幸せを感じることができるようになるのですよね。
だから<周りを幸せにしたい><困っている人の役に立ちたい>等という魂の神聖な欲求が生まれてくるのだと思うのです。
私たちは個であると同時にひとつだから。
そしてこの<周りを幸せにしたい>という欲求やそれに基づく行動は自分を犠牲にして人に尽くすというのとは違います。
そうなってしまうのは、セルフイメージやセルフエスティーム(自分は価値ある存在であるという感覚)が低いから。
だから、せめて誰かや何かの役にたつことで、存在を許してもらおうとか、そこに自分の存在価値を見出そうとしてしまうのですよね。
でも魂は<本当は存在するだけで価値がある>ということを知っています。
この<自分は存在するだけで価値がある>ということが腑に落ちるとそこに本当の自由が生まれますね。
自由であるからこそ本当の奉仕ができる。
このコラムを読んで下さっている方の中には<人の役に立ちたい>という気持ちをお持ちの方も多いと思います。
そう感じる時に、ちょっと考えてみて下さい。
何をしてもいいのです。
何もしなくてもいいのです。
あなたはただ存在するだけで価値があります。
宇宙にはしなくてはならないことは何もなく、してはいけないことも何もありません。
そしてもちろん、あなたは何でもできる力を持っています。
そうなった時に、あなたはあなた自身やあなたの人生を、そしてあなたの才能や特質をどのように使うでしょうか? あるいは使わないでしょうか? あなたの力を最も発揮するためにはどうしたらよいでしょうか?
ぜひゆっくり感じてみて下さいね。
スピリチュアルセラピスト美月結でした。
公式HP 湘南葉山のスピリチュアル&癒しサロン Goldendrops~ひかりのしずく
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