健康にいいけど、エネルギー的にはマイナス? 「五葷(ごくん)」って知っていますか?

薬効性の高い「ねぎ」は多くの動物が食べる事ができません。ねぎを含む匂いの強い野菜「五葷(ごくん)」をとる事は、身体のエネルギーをより浄化しようという働きがあるのかもしれません。
健康にいいけど、エネルギー的にはマイナス? 「五葷(ごくん)」って知っていますか?

食べてはいけない野菜

仏教のいくつかの流派では、五葷(ごくん)」を食べてはいけないと定めています。
こちらは、一般的には「ねぎ」「にんにく」「にら」「たまねぎ」「らっきょう」といった野菜を示します。

ただし、五葷にはさまざまな説があり、たまねぎのかわりに「アサツキ」が加わったり、にらのかわりに「アギ」や「エシャロット」が加わったりすることもあります。
なぜ、これらの野菜を食べてはいけないのかというと、いくつかの説があります。

まず、もっとも有力なものとしては、これらの野菜がすべて「匂いが強いということが原因だとされています。
匂いの強い野菜は「修行のさまたげになるというわけです。
仏教の修行には様々なものがありますが、初期のうちはひとりで修行することはすくなく、同じ屋根の下に大人数が寝泊まりして修行することが多いので、匂いの強いものを食べていると、修行の環境が悪くなるというのは理解できます。

また、これらの野菜には「にんにく」や「にら」といった「精力をつける」ためのものも含まれています。基本的に煩悩にうちかつことを目的に修行しているときに、逆に煩悩を燃え上がらせかねないこれらの野菜を摂取することはマイナスだったのでしょう。

こういった風習は現在もしっかりと残っており、禅宗のお寺を訪れると入り口に「不許葷酒入山門」といったような文字が彫られた柱がたっていることがあります。
これは、「お酒や五葷はお寺の中に入ってはいけない」ということを現しています。

ねぎがもつ強い薬効とパワー

このように修行の妨げとされて避けられているねぎですが、薬効の高い植物として知られています。風邪のときに、ねぎを喉にまくというのはポピュラーな手法として知られていますが、他にも、「抗菌作用や解熱作用、食欲増進作用」なども持っているのです。

ちなみに、日本では「奈良時代以前」から栽培されていたといわれており、『日本書紀』にもその記述があります。
それぐらい古くから食べられていただけでなく、前述の仏教で嫌われているのが嘘のように、「神事で神に捧げられる野菜」ともされていました。

神聖で、薬効も強く非常に有用な野菜とされている一方で、修行の妨げになるとされているねぎ。
薬効が強いからこそ、精力がアップして修行のさまたげになっているともいえますが、スピリチュアルな側面から見ると、ちょっと不思議な要素もあります。

ねぎを食べられる動物は少ない

ねぎは多くの動物が食べることができません」。

犬や猫といったペットにとって、ねぎが命取りとなるというのは比較的ポピュラーな話ですが、雑食であるサルやネズミなどを除くとほとんどの動物が食べることができないのです。

これは、人間などはさまざまな植物などを取り入れることで、その毒性への耐性をつけてきた結果であり、生物学的な説明がつくものです。
ただし、これらのことを念頭に置いて、五葷についてエネルギー的な観点からみると、強い薬効があるとはいうものの、毒性もある植物を取り入れないことで、身体のエネルギーをより清浄にしようという目的があるのかもしれません。

精神を研ぎ澄ます目的で断食を行う人も多くいますが、そこまでハードなことをしなくても、肉や魚だけでなく、「五葷を除いた菜食にチャレンジ」してみてはいかがでしょう?
もしかしたら、よりスピリチュアルな感覚が研ぎ澄まされて、新しい発見があるかもしれませんよ?

Do not eat vegetable.
We do not eat the smell of strong vegetable in order to purify the energy.

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