このことを実感していただくため、とてもおなかが空いている時、他に食べるものがなかったとしたら次のうちどれを選ぶか考えてみていただきたいと思います。
① 目の前を横切ったスズメや鳩
② 街路樹の枝や葉
③ 稲穂の籾
④ ハエやアリ、腕にとまった蚊
⑤ 草むらにはえているヘビイチゴ
スズメや鳩を見ておいしそうだと感じ、追いかけてつかまえ、そのままかぶりつくのが肉食動物。
木の枝、大きくな葉っぱをむしゃむしゃ食べ、固い繊維質を消化できるのが草食動物。
稲穂になった米粒を、籾のまま、生のまま食べるのが穀食動物。
当座の空腹をしのぐために、その辺にいる昆虫を食べるのが雑食動物。
そして、赤や黄色の実をきれいだと感じ、酸味や甘味を想像して唾液の反応があるのが果食動物です。
ここでは一つ一つご紹介しませんが、歯の構成、唾液や分泌される消化液の種類と割合、アゴの形や骨格など、人間の身体はフルーツを食べるようにデザインされているという根拠は他にもたくさんあります。
しかしそのような難しいことを考えなくても、本能的に上記のうちどれを選択するか考えることで、本来の食性がわかると思います。
その他にも、フルーツと人間は共生していることや(ハチと花、イソギンチャクとクマノミのように、お互いがお互いにとってなくてはならない関係を共生といいます)、フルーツのなる森と海は循環し、調和的な自然環境をつくり出す一方、畑や水田と海は循環しないことからも、人間がフルーツを食べることで地球にもポジティブな影響があることがわかります。
肉体をクリーンにする食生活
ここで聞こえてきそうなのは、「どれか1つ選ぶとしたらヘビイチゴだけれど、小さなヘビイチゴの実を食べてもおなかの足しにならない」という声です。
確かにそうですよね。
フルーツは水分が多いためカロリーが少なく、脂質もほとんど含まれていないため腹持ちがしません。
腹持ちが悪いというのは、逆にいえば消化が良いということです。
消化が良い食べものは、消化器官に余計な負担をかけません。
身体に負担をかけないのは、それを食べるよう、私たちの身体がデザインされているからです。
それに、現代人が直面している健康の問題についてちょっと考えてみてください。
ガン、心臓病、糖尿病はもちろん、メタボや女性にとって永遠のテーマである体重コントロールも食事と大きな関わりがあり、栄養の摂り過ぎや偏りが原因です。
だとすれば、今より少ない食事で満足できるように身体を慣らし、偏りのない食べ方をすれば、病気やメタボを防ぐことができ、つらい思いをせずに体重をコントロールすることができるということではないでしょうか。
ここでいう「偏りのない食べ方」とは、肉や魚、穀物や野菜を満遍なく食べることではありません。
本来の食性を基本に、そこから離れすぎない食生活をすることが偏りのない、バランスの良い食べ方だと考えていただきたいのです。
このような食べ方が身につけば、肉体も地球環境もクリーンになります。
すると人間だけでなく地球全体の波動レベルが上昇し、人間も地球も一緒に、進化の次の段階へと向かうことができるようになります。
<後編>に続きます。どうぞお楽しみに!
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