美味しくて健康になる発酵バターをご存じですか?

見かけと違って、とても「優良な健康食品であるバター」。その中でもよりパワフルな発酵バターをパンにつけて食べるのはもちろん、コーヒーに溶かしたり、色々な形で食生活に取り入れてみてはいかがですか?
美味しくて健康になる発酵バターをご存じですか?

【実は健康に良いバター】

毎年のように品不足が報道される「バター」。今年も「品薄になる見込みがある」とのことで、「10月までに6000トン追加輸入する」ことが決定しています。これは、乳牛を飼育する生産者が全国的に少なくなっているために、「生乳の生産量が減っている」こと、そして加工業者も消費期限が長いバターよりも、短い牛乳を優先して作るために、なかなかバターの増産が達成されないという背景があるようです。

バターといえば、お菓子などに使われるもの、また、「脂肪の塊」というイメージがあること、さらに、バターと同じように使われるマーガリンが身体に悪いという説があることから、なんとなく「健康に良くないもの」と思われがちですが、実は「バターは健康に良い食品」なのです。

 

【バターでは太らない!】

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まず、多くの人が気になるであろうカロリーですが、バターと健康に良いとされているオリーブオイルやごま油を同量で比べると、「バターの方が低カロリー」なのです。ちなみに、バター10gに含まれている「コレステロールは21mg、カロリーは74.5kcal」となっています。

コレステロールというと、悪者の印象がありますが、実際にはコレステロールは体内で作られており、細胞膜や各種ホルモンの材料となるため、「身体にとって必要不可欠なもの」です。このために、2015年に発表された厚生労働省による「日本人の食事摂取基準」から、コレステロールの目標値は削除されました。削除されるまでは、「成人男性は1日に750ミリグラム、女性は600ミリグラムが上限だった」ということですので、仮にバターだけでこれだけのコレステロールを摂取しようとするならばほぼ「一箱分に相当」します。このようなことから、バターのカロリーやコレステロールは、神経質になるほどのものではなく、「バターで太るということはほとんどない」のです。

 

【身体を整え美しく健康にしてくれるバター】

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それどころか、「バターには豊富な栄養素が含まれています」。特に現代人が不足しがちだといわれている「ビタミンAやビタミンB」などが豊富です。ビタミンAには様々な効能がありますが、「動脈硬化を予防改善し、癌の予防効果もあるのではないか」といわれています。また、「肌や粘膜の健康を維持してくれます」ので、女性にとって嬉しい美肌効果もあります。ビタミンDは「骨の健康を保ち、免疫力アップ効果や、こちらも癌や糖尿病を予防する力がある」とされています。他にも「抗酸化力が強くアンチエイジングに効果的なビタミンE」、「血液因子やカルシウムの生成を助けてくれるビタミンK」なども含まれていますので、「身体全体のバランスを内側から整え、私たちを美しくそして健康にしてくれる」といえるでしょう。

 

【色々なバターの種類】

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そんなバターですが、日本で一般的に知られているものとしては「無塩バター」と「有塩バター」があります。有塩は文字通り、塩を加えたもので料理に使いやすい反面、塩分の取り過ぎに注意する必要があります。無塩バターは塩が入っていないために、お菓子作りなどによく使われます。この二つの違いは塩の有無だけですが、その他に「発酵バター」というものもあります。

一般的なバターは、日本の場合「非発酵バター」となり、牛乳からそのまま作られていますが、「ヨーロッパでは発酵バターのほうがメジャー」です。こちらは牛乳からとれたクリームを「乳酸菌によって発酵させて作ったもの」です。発酵バターは、元々、乳製品を管理する技術がなかった古い時代に、必然的に生まれたものであり、非発酵バターよりも「歴史が古く、味わいも独特の酸味とコクがあります」。日本にバターが入ってきたのは、乳製品の管理方法が確立した近代であったために、食べやすい非発酵バターが一般的になったのです。

 

【発酵食品の力も加わった発酵バター】

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しかしながら、すでに常識となりつつあるように、「発酵食品というのは、私たちの健康維持にとって有用なもの」が多くあります。発酵バターは牛乳を乳酸菌で発酵させていますので、基本的にはヨーグルトと同じように、「腸内の善玉菌を増やしてくれます」。前述のような、バターの栄養素に、さらに発酵食品としての力が加わるわけですから、まさに完璧といえるでしょう。

 

【バターコーヒーダイエットに発酵バターを取り入れて効力アップ!】

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最近話題のダイエット方法として「バターコーヒーダイエット」というものがあります。こちらは、文字通り、「コーヒーにバターを溶かしたものを朝食にする」というもの。前述したようにバターには、多くの栄養素が含まれていますし、「良質な脂肪分によって不要な脂肪を燃やし、また血糖値も上がりにくいのです。さらに、コーヒーに含まれているポリフェノールが腸内にある人を痩せさせる細菌を元気にする」というのです。

バターを「大さじ1〜2杯、コーヒーに入れてよく溶かしてから飲む」ことで「腹持ちがよいだけでなく、栄養価が高く、カロリーが低い」という立派な朝食になるわけです。なおかつ、腸内細菌が身体をやせ型へと導いてくれるために、「数十キロのダイエットに成功した人もいる」ようです。基本的に無塩バターを使うことが多いようですが、腸内細菌の力をよりアップさせるためには、発酵バターを使うというのもオススメです。

見かけと違って、とても「優良な健康食品であるバター」。その中でもよりパワフルな発酵バターをパンにつけて食べるのはもちろん、コーヒーに溶かしたり、色々な形で食生活に取り入れてみてはいかがですか?

【参考サイト】
食事コレステロールもう気にしなくていい? 「血中濃度と無関係」 厚労省は抑制目標値「撤廃」(産経ニュース)
http://www.sankei.com/premium/news/150429/prm1504290012-n1.html

バターQ&A(一般社団法人Jミルク)
http://www.j-milk.jp/kiso/shurui/8d863s000000qrmq.html