【血栓をつくらないための重要なポイント】
こちらを防ぐためには、次のようなポイントを守る必要があります。
・1時間〜2時間に1度は最低15分休憩して、軽い運動をする
・定期的に水分を補給する
このふたつを守るのはとても重要ですが、渋滞していると「休憩時間を取るのが難しい」のも事実です。そこで、最低限行いたいのは、「足の運動」及び「水分補給」。大切なポイントですので、それぞれについて詳しく紹介しましょう。
【渋滞でもできるエコノミークラス症候群対策】
まずは足の運動です。普通に車を運転している時は難しいですが、渋滞時は「車が止まっている時間が長いために、足の運動をするチャンス」があります。その時に、下記のような運動を意識して行いましょう。
◆運転手の場合
・つま先を床につけて、かかとをあげるという動きを左右の足で、それぞれ10回程度行う
・かかとを床につけてつま先を上に引き上げるという動きを左右の足で、それぞれ10回程度行う
・左右のふくらはぎを軽く揉む
◆同乗者の場合
運転手と同じ動きに加えて、足を締め付けるような靴や靴下は脱いでおきましょう。さらに下記のような動きをするのも効果的です。
・足の指でグーをつくる
・足の指を開く
このように意識して足を動かすだけでも「血流が確保でき、血栓ができる可能性がかなり下がり」ます。しかし、血栓ができなくてももう一つ注意するものがあります。それは「脱水症状」。
【血栓だけでなく脱水症状も要注意】
例え血栓ができなくても「脱水症状になると、集中力がなくなり、場合によっては意識を失ったりする」ので「重大な事故を招く可能性」があります。同乗者でも子供や高齢者の場合は脱水症状によって「命の危機に陥る」こともありますので、たかが脱水症状と甘く見ないようにしましょう。このようにならないためには「水分補給」が必須です、その時のポイントは下記の通りとなります。
【脱水症状にならないためのポイント】
・休憩時には必ず最低でも100mlの水分を補給する
・カフェインが入った飲料は飲まない
・休憩がなかなかできない時のために、スポーツドリンクや経口補水液を常備しておく
最後のスポーツドリンクに関しては、「大塚製薬」が「エコノミークラス症候群と水分補給に関する研究」を行い、血栓ができないように血液粘度を正常に保つためには「ミネラルウォーターよりもイオン飲料、すなわちスポーツ飲料の方が適している」ということが明らかになっていますので、用意しておいて損はありません。
せっかくの楽しいゴールデンウィークが台無しにならないように、またいつ自分が被災者になるかわからない地震に襲われた時の備えとしても、「エコノミークラス症候群についての知識はしっかりと身につけておいて損はありません」。また、その予防のために重要なポイントである「足の運動」及び「水分補給」もしっかりと覚えておきましょう。
【参考サイト】
深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の予防Q&A(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/hoken-sidou/disaster_2.html
検証! 水VSイオン飲料より効果的なのはどっち?(大塚製薬)
http://www.otsuka.co.jp/health_illness/jama/verify/
Earthquake and economy class syndrome.
Economy class syndrome and holidays.
Learn to deal with economy-class syndrome.
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https://www.el-aura.com/writer/betar/?c=78809