2016年、様々な予言でささやかれる南海トラフ地震は本当に起きるのか?

今年も後半戦に突入し、2016年に起きるといわれていた、破滅的な予言のほとんどが外れましたので、予言などに影響されずに、「何が起きても対処できるように、冷静に準備」しておきましょう。

なぜ、実在していないはずの書物が現在まで伝わっているのかというと、日本だけでなく、世界的に偉人の名前を冠した書物というのは、多く作られており「偽書」などと呼ばれています。中世の魔術書などは有名ですが、聖徳太子の未来記もそういった偽書のひとつといえるでしょう。

松原照子さんに関してはいえば、実在の人物です。多くの予言をしていますので、当たったものもあれば、外れたものもあります。また、今回の日時は彼女がみたビジョンの中のカレンダーから推定して割り出されたものです。有名になった3月11日の予言についても、当時のブログが消されていて見る事が出来ないなど、聖徳太子よりは信頼性が高いですが、それでもどこまで信用していいのかは定かではありません。

ゲリー・ボーネルさんは、地震の予言を良くしますが、実際に当たったモノのほうが少ないのは、良く知られています。そもそも、2015年4月にくる地震というのが当たっていなかったので、その後が当たるというのはおかしな話です。

 

【いつ地震が起きてもいいような心構えが重要】

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予言というのは、あくまでも個人の直感によるものなので、それを信じて「右往左往する必要はありません」が、大阪府が5回にわたって訓練したり、静岡県では常に南海トラフ地震及び富士山噴火に備えているように、日本列島の状態を見ると、「地震や噴火はいつ起きてもおかしくないのも事実」です。

そういったときに、自らの命を救うのは、東日本大震災などの痛ましい震災で得た教訓を忘れずに、常に災害への備えをしておき、何かあったときにはすぐに的確な行動が出来るようにしておくという「自分自身の心がけ」に他なりません。今年も後半戦に突入し、2016年に起きるといわれていた、破滅的な予言のほとんどが外れましたので、予言などに影響されずに、「何が起きても対処できるように、冷静に準備」しておきましょう。

 

【参考サイト】
南海トラフ地震の被害想定(朝日新聞DIGITAL)
http://www.asahi.com/special/nankai_trough/

Earthquake of 2016 has been predicted.
Own mind equipped to the earthquake.

 

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