大切なものを処分したいとき、あなたはどうしますか?〜お焚き上げ、土に還すなど〜

基本的には大切な品物を処分しようと思ったならば、「お焚き上げに出すのがベスト」ですので、今、処分したいものを抱えている人は近所の神社仏閣に問い合わせて見ることをオススメします。

【思い出の品物を炎によって天へと還す】

大切な品物、思い出の品物、とても大事だけれども、それらを「どうしても処分しなければならない」。そんなとき、あなたはどうしますか? 単純にゴミとして捨てるのは気持ちが納得しないけれども、処分する必要はある、そんなときに最もベーシックな方法は「お焚き上げ」でしょう。

神社やお寺などで、「炎によって品物を浄化し、立ち上る煙と共に、天へと還す」という、日本古来から伝わる儀式が「お焚き上げ」です。お正月には、破魔矢やお札、お守りなどを神社に持っていって、お焚き上げして貰うことが多いですが、その他の品物もお焚き上げしてくれる神社仏閣は存在しています。

 

【強力な炎の力はすべてを浄化する】

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「炎」というのは、世界的に見ても「強力な要素」であり、「全てを浄化する力」を持っています。

仏教では不動明王など、炎を象徴する仏様が多く存在しているだけでなく、そのものズバリ炎を使った「護摩」によって、様々な願望を仏様に届けるという技法が存在しているほどです。

お焚き上げというと炎で燃やすだけというイメージがありますが、実際には「お祓いや、魂抜きという儀式を行って」から燃やすことが多く、エネルギー的に見ても、とても効率的で効果的な方法といえるでしょう。

「処分はしたいけれども、大切なものを燃やしたくない」という方もいるかもしれません。曰く付きの品物ならば、預かってくれる神社仏閣がありますが、大切なものを預かってくれるというところは、まずありません。

 

【燃やしたくないけれど処分したい、そんな時は自然に任せる】

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そういった場合にの選択肢は「ふたつ」です。「自分自身で大切なものからエネルギーを抜き取って、単なる品物にしてゴミとして処分する」か、「大自然にゆだねて土に還るようにする」かです。

大切な品物が他の物と違って特別なのは、何らかの思い出、すなわち人の「想い」がこもっているためです。
逆にいえば、そのような「想いを取り除くことが出来れば、単なる物体でしかない」わけです。

といっても、この方法は、「簡単ではありません」。
長い年月かけて積もった想いを物品から取り除くというのは、「エネルギーワークにかなり熟達していないと難しい」のです。

神道でのお祓いや、仏教での魂抜きもある意味、完全ではないからこそ、最終的に炎ですべてを燃やし尽くす必要があるわけですので、かなりの修行を積んでいなければ、自ら想いを取り除くという手法のは「現実的ではありません」。

そこで、誰もが出来る方法としてオススメしたいのが、「自然にゆだねて土に還してしまう」というもの。私たち人間は、自然の一部であり、死した後は自然に還る存在ですので、「大切な物品も同じように大自然のサイクルに還してあげる」というのは理に叶っています。

この方法は簡単なのですが、行うためにはふたつの条件が必要となります。まず「大切な品物が土に還る物質である」こと。プラスチックや特定の合金などは土に還らずに、逆に生態系を乱してしまいます。

次に「自宅の敷地に大きな木が生えている」こと。単に土に還すだけでなく、エネルギー的な処置も必要です、そのためにはある程度の樹齢の木が必要となるのです。また、自分の敷地以外で勝手に物を埋めると「不法投棄」となりますので、くれぐれもご注意下さい。

このふたつの条件をクリアしたならば、大切な品物を土に還すことが可能です。それでは、さっそくその方法を紹介しましょう。

まず最初に、「大切な品物を和紙で包みます」。コピー用紙などではなく、和紙がオススメです。そうしたら、「大きな木の根元に穴を掘ってそこに埋めます」。埋めるときに、一緒に炭も埋めましょう。「土の上に直接、和紙で包んだ品物、その上に炭を敷き詰めて、最後にその上土をかけて埋めます」。

これは、物品にこめられた想念を和紙が吸収し、じんわりと放出してくれます。それを炭が受け取って浄化しながら、ゆっくりと木へと伝達し、最終的に木が持つ「自然のエネルギーを循環させる力にゆだねる」わけです。時間はかかりますが、確実に浄化していくための技法です。

木は人間と違って、「ニュートラルなポジションでエネルギーを受け取り循環させてくれます」ので、長年積もった想念があったとしても、ゆっくりと確実に浄化してくれます。そして、浄化が終わった頃には「品物は自然と土に還る」でしょう。

いくつか方法を紹介しましたが、基本的には大切な品物を処分しようと思ったならば、「お焚き上げに出すのがベスト」ですので、今、処分したいものを抱えている人は近所の神社仏閣に問い合わせて見ることをオススメします。