マヤ暦を世界に広めたホゼ・アグエイアス博士〈特集2〉「太陽の時代」マヤン・ファクター 第8章 より

私たちのうちで、あるいは私たちを通して、太陽とつながる「アハウの方法」。では、「アハウの方法」とは、どのようにすればいいのでしょうか?

12番目の周期であるバクトゥン11が終わるころには、太陽信仰は日食のように「物質」と呼ばれる精神の影が、遮りました。

惑星の太陽崇拝という光がそれほど弱まり、新しい科学を始めるのに最適ともいえる土壌ができあがったのです。

こうして洞察力という光に影が生じるなか、機械論的な物質主義の科学が誕生したのでした。

マヤがスペイン人によって完全に征服された1697年には、皆既日食のように、太陽信仰は完全に闇に覆われました。
圧倒的な夜のなかで、それまで人間の問題を司っていた太陽の原理は、多くの(増え続ける)人々の記憶から消え去ったのです。
光が完全に覆われたあとの時代は、「物質主義の時代」と呼ばれるようになりました。
そしてそこから、テクノロジーの究極の産物である、世界的な産業文明が勃興したのです。

私たちのうちで、あるいは私たちを通して、太陽とつながる「アハウの方法」。
では、「アハウの方法」とは、どのようにすればいいのでしょうか?
まず、最初に、新たな世界の絵を描いてみましょう。
人類の過去も含んだ世界の絵を。
ただし、その過去は、太陽とつながっていたという文脈のなかで、再構成しなおして描いてみましょう。

3次元の肉体という服を4次元のライトボディにつないでいる回路の原理は、その4次元のライトボディのことも含めて、よく知られています。
まず、感覚レーダーがあります。
5つの感覚器官と「心」です。
そして、そこには神経の水路のようなものがあり、それが、電気信号を感覚器官から脳というセンター・コンピューターに運び、処理します。

つまり、精神物理的な中枢があり、そして、それはチャクラと呼ばれる(内分泌)腺的なシステムと、その微妙なエネルギーの流れのネットワークによって、結びついているのです。
その微妙な流れが、共振するためのトランスミッション(変速装置)であるクシャン・スウム、(銀河の繊維のようなもの)を通って、直接、電磁気の海の中心的な海流まで流れこみ、そして私たちを、この海が、太陽の主たちや指導者たちのレベルにつなぐわけです。
そこから太陽や銀河の中心とつながってこの回路は完成するのです。

アー・キネス、「太陽に仕える戦士たち」は、肉体の中にある夢のライトボディを完全に理解した人たちです。
——そして、人間の有機体としての回路を熟知して――私たちが宇宙と呼んでいる電磁気の海を航海するのに、ライトボディを使っているのです。
また、彼らの感覚レーダーを調整したり、太陽神経叢から現れている銀河の臍の緒のコード、「クシャン・スウム」を巧みに使って、過去や現在をよく知っている者であるアー・キネスは、広大な電磁気の海である、地球の海の底に、直接、銀河の情報を注いで、星の媒体となることができるのです。

ツォルキンのテンプレートをライトボディの青写真として使えば、「マヤの機織り」が、どの電磁場でも共通にみられる、電流の極性の(プラス極とマイナス極でできた)流れと同じであることに気づくでしょう。
普遍的な電流は、肉体を生体電磁気電池として使って、絶え間なく交流します。
このプロセスは、神経反射やシナプスの接続などのミクロレベルで起きます。
実際に、私たちが情報と呼んでいるものは、このような放電を「精神的」に処理しているものなのです。

ハーモニック・テンプレートの13本の縦の列は、身体の13カ所の主要関節を表しています。
同時に、足や手から脳まで伸びて中央の列の真ん中で結合する主要な神経を、二つに分割しています。
中央の列(神秘の第7の列)は、首と脊柱だけでなく、チャクラの並びも表しています。
聖なる20の記号は、手足20本の指と数字的に対応しています。

感覚器官も、13本の柱で示されています。
真ん中の列は中心経路、つまり宇宙へと開かれた、広くて、流動的で、オープンな大きな心です。
そして、その両側の2本の列は、それぞれ、局部的な心、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、そして最後に、触覚を表しています。

ハーモニック・モジュール(調和装置)をライトボディの回路のテンプレートとして使い、ライトボディが肉体の真の骨格だということを理解すれば、私たちを苦しめる病気や疫病(ガンやエイズ)の原因が細胞にはないことがわかるでしょう。
直接的な原因はむしろ、私たちの集合的な生体電磁気の場が根本的に遮断されてしまったことにあります。