体と心と精神を一つに…… 『今、この瞬間を生きること』

世界は、今この瞬間の自分自身が投影された世界です。 あなたが、過去を意識の中に刻んでいれば、過去を、今この瞬間投影することになります。

『今、この瞬間を生きるとは、心と体がひとつのものとなって目の前のものを体験している状態です。』

私たちは、いろいろなものに気を取られています。

例えば、忙しい仕事の合間に一息いれるためにコーヒーを飲みながら、
コーヒーの香りを吸い込んで、コーヒーの液体が胃に落ちて、体の中に染み渡っていくのを意識したことがありますか?

コーヒーを飲むという行動をしながら、コーヒーを飲むことが意識の中心にありましたか?

コーヒーを飲みながら、「飲み終えたらあれをして、その後あれを仕上げて、あの人にも連絡をしなくちゃ」などと、意識がここから離れていませんでしたか?

コーヒーを飲むという行動をしながら、今この瞬間、自分が感じていることに意識を向けるのではなく、ここにないものに意識を向けていたとしたら、あなたは今、この瞬間にいなかったのと同じです。

 

コーヒーを飲むことを身体はしていたのに、意識は違うことをしていたのです。

ランチタイムに、同僚や友人などと一緒に、またはひとりで食べたとしても、食べるという行動をしながら、話の内容に意識を向けて、食べるという今この瞬間している行動に意識を向けていなかったとしたら、やはりあなたは今この瞬間にいたのではなく、身体と意識は別々のことをしていたのです。

今この瞬間とは、自分の体が感じていることを、心もそのまま同じく知っていて、自分という全体で体験している状態です。

自分の外側の様々なものに気を取られて、自分の中心から離れているときは、今この瞬間にいるのではなく、無限のパワーからも遠ざかっています。

今、この瞬間を生きるとは、心と体がひとつのものとなって目の前のものを体験している状態です。

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『時間は、今この瞬間しか存在しません』

時間は、過去、現在、未来と一直線に流れていると、私たちは子供の頃に教わりました。しかし、この宇宙はすべて意識で出来ていますから、信じるものを誰もが体験をするようになっています。
その考えを採用したいと選択をするのなら、その生き方を生きることになります。

時間は、今この瞬間しかありません。
時間は、今この瞬間しか存在しません。

 

「今この瞬間」が連続しています。

 

世界は、今この瞬間の自分自身が投影された世界です。
あなたが、過去を意識の中に刻んでいれば、過去を、今この瞬間投影することになります。

ところが、もしもあなたが今、この瞬間にいたなら、
とらわれのない自由な場所から、あなたは世界を創造することになります。

今、この瞬間は、過去と繋がっていません。
今、この瞬間は、すべてを自由に無から創造します。

今、この瞬間にいるということは、
コーヒーを飲みながら、自分がコーヒーを飲んでいることに気づいている状態です。あれこれ、先の予定が頭の中に現れたとしても、そのことに気づいていながら、コーヒーに意識がいっている状態です。

 

食事をしながら、会話に熱中したり、テレビを見ることも、
今、この瞬間、自分がしている行動から離れています。
食べるという行動に、身体中の全細胞が参加しています。

ですが、そのことに意識を向けずにいると、食べるという行動は、意識なくして体がやっている行動のみになります。
私たちの生活は、意識なくして、まるでロボットのように行っている行動のなんと多いことか。
意識的になるということは、今、この瞬間にいるということと同じことです。

今、この瞬間は、無限のパワーと繋がっています。
今、この瞬間に生きるとは、常に自分の中心に居続けることです。
そうすれば、心と体がひとつの動きになっていきます。

私たちは、体と心と精神と、3つのものが溶け合って出来ています。
精神とは意識のことです。その意識が、体と心を通して、ひとつの動きとなって流れるとき、私たちは今この瞬間に居ます。

今、この瞬間を生きるとは、心と体がひとつのものとなって目の前のものを体験している状態です。

 

フルフィルメント瞑想SOMA
高見澤幸子

http://imhealing.net/

 

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