全米のマクドナルドに影響を与え、人々を恐怖に陥れ学校を休校に追い込んだ存在とは?

これから、ハロウィンへと向けて、アメリカ政府及びFBIなどの法執行機関が、この騒動に乗じたピエロが登場しないようにしっかりと取り締まり、対応してくれることを願います。
全米のマクドナルドに影響を与え、人々を恐怖に陥れ学校を休校に追い込んだ存在とは?

【アメリカ全土を恐怖に陥れた存在】

「アフリカ諸国では、現代でも小鬼や悪い精霊などが信じられて」おり、そのせいで「学校や病院が閉鎖される」というニュースが報道されることがありますが、つい最近、なんと複数のアメリカの学校が「とある存在」のせいで休校に追い込まれました。

アメリカ全土をはじめとして、イギリスやオランダでも目撃され、多くの人を恐怖に陥れているその存在とは「ピエロ」日本語にすると「道化師」。今では、サーカスなどでしか目にすることの出来ないピエロですが、その「歴史は古い」ものです。ちなみに、最もなじみ深いピエロといえば、トランプに登場する「ジョーカー」があります。

 

【アメリカでは10人に1人が道化師恐怖症】

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そんなピエロの起源をたどると、そもそも、「宮廷で王族や貴族を楽しませるための役割を担っていた人々」であり、その歴史は「古代エジプトまで遡る」とも言われています。このような、道化師のことを日本では「ピエロ」ということが多いですが、海外では「クラウン」と呼ばれる方が一般的です。さすがに海外でも現在では宮廷道化師は存在しておらず、「18世紀頃」からクラウンはサーカスの幕間をうめるために、コミカルなショーを提供する役割を担うようになりました。

西洋諸国に比べると、日本ではサーカスが一般的でなく、道化師自体、はじめて日本でお目見えしたのは「明治時代」ということで、歴史が浅くあまり身近な存在ではありませんが、海外では長い歴史を持ち、サーカスの興業も頻繁に行われているために、ピエロは比較的身近な存在です。それだけでなく、「恐怖の対象としてもかなりポピュラーなもの」なのです。

世の中には様々な恐怖症が存在していますが、アメリカでは「10人に1人」が「道化師恐怖症」を患っているという説があるほどです。白塗りで奇抜な衣装をつけたピエロは、確かに不気味ではありますが、これだけ怖れられるというのは、日本人の感性からすると、ちょっとピンとこないものがあります。しかしながら、実際に、昨年から今年にかけて全米各地で不気味なピエロの目撃情報があいつぎ、警察はもちろん、政府までが対応に乗り出すほどの大騒ぎとなっています。

 

【複数の学校が休校となり、マクドナルドのキャラクターが活動を自粛する】

Ronald_McDonald_sitting(画像提供・ウィキペディア)

Ronald McDonald(画像提供・ウィキペディア)

冒頭で紹介したように、「テキサス州やアラバマ州」の学校が不審なピエロのせいで休校となり、さらに数ヶ月前には「オハイオ州」で生徒がピエロに襲われたと訴えたことから学校が休校となっています。さらに、日本でも良く知られているハンバーガーチェーンの「マクドナルド」は、今回の騒動を受けて、同社のキャラクターである「ロナルド・マクドナルド」の使用を一時期自粛することを決定しています。日本では「ドナルド」として知られているこのキャラクターは、まさにピエロの姿をしているために、全米に広がるピエロ恐怖に配慮したわけです。

ちなみに、アメリカだけでなく、「イギリスでも不気味なピエロは目撃」されており、「キラークラウン」などと呼ばれて怖れられています。アメリカでもイギリスでも武器を手にしていたり、中には実際に強盗をするなどの犯罪を実行に移すピエロもいることから、単なる恐怖症として放置しておけないという事情があります。

さらに、10月末には「ハロウィン」がひかえています。近年では日本でもメジャーになってきていますが、ハロウィンといえば、仮装がつきもの。魔女や吸血鬼などとあわせて、ピエロもある意味定番の仮装であることから、前述したような犯罪を犯すようなピエロが暴れたり、また、子供達が恐怖のあまりパニックにならないように警察は警戒を強めています。

 

【道化師恐怖症の原因はベストセラー作家?】

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なぜ、これほどアメリカを初めとした西洋諸国でピエロが怖れられるのでしょうか? そのきっかけとなったのはベストセラー作家である「スティーブン・キング」氏のホラー小説を映画化した「IT」だという説もあります。この作品には特定の人物だけが見ることの出来る邪悪なピエロが登場するのですが、その存在が道化師恐怖症に強い影響を与え、「映画の公開後に道化師恐怖症の人数が一気に増えた」といわれています。

ちなみに、このピエロ騒動はTwitterで「#IfISeeAClown」、日本語でいうと「もしピエロをみたら」という「ハッシュタグがトレンドに掲載されるほど話題」となっており、前述のスティーブン・キング氏は先週、Twitter上で「みんなピエロヒステリーからそろそろ覚めて欲しい。ピエロの多くは善人で、人を笑わせる存在である」といった内容をツイートしています。アメリカのピエロ養成学校も「人を笑わせて、笑顔にしたいと願っているピエロを苦しめる」という見解を発表しています。

ピエロがきっかけで「アメリカ政府やFBIまでも巻き込んだ大騒動になる」というのは、西洋の人々の潜在意識にとって「ピエロには、恐怖心を引き起こすなんらかの象徴」が含まれているのかもしれません。小説や映画に登場する架空のピエロや、イタズラならば害はありませんが、銃が手に入りやすい国ですので、万が一ハロウィンで銃乱射などが起こると、より道化師恐怖症が広がるきっかけにもなりかねません。これから、ハロウィンへと向けて、アメリカ政府及びFBIなどの法執行機関が、この騒動に乗じたピエロが登場しないようにしっかりと取り締まり、対応してくれることを願います。

Clown terrorize America.
Why clown gives the fear?

 

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