Trinity読者の皆様、こんにちは。女性専用占いサロンfem代表のリルです。
お金の使い方に対して【生き金・死に金】という考え方があるように、時間についても【生きた時間の使い方】【無駄に消費してしまう時間の使い方】というものがあります。
大人になると1年間という時間はあっという間に過ぎて行きます。
【自分の時間】についてあまり興味を持たずに過ごしていると、気が付いたときには膨大な時間を【不幸なこと】に費やしてしまうかもしれません。
「これって生きた時間の使い方?」
【生きた時間の使い方】というと、例えば勉強をするとか、仕事をするとか、そういうことが一番に浮かぶかもしれません。将来のためになることや、自分の能力アップや収入アップに直結することは「無駄ではない」と理解しやすいでしょう。しかし、これが【趣味】ならばどうかと問うと、「生きた時間」なのかどうか迷う人も沢山いるようです。
以前、あるお客様から、「ナンプレ(数字のゲーム)にすごくはまっていて、気付けばずっとナンプレをしています。お陰ですご~く得意になったのだけれど、ふとしたときにこれが一体何の役に立つのだろう……とむなしくなることがあります」というお話を聞いたことがあります。「頭の体操くらいにはなるだろうけど……」とつぶやいていました。
彼女のように、プロとして極めたい程ではない趣味や、ただ楽しいだけの時間を過ごすとき、私たちは少し罪悪感を感じるのかもしれません。しかし、【好きなこと】をする喜びは人生に大きな活力を与えてくれたり、心を柔軟に整えてくれるという大切な役割を担っています。将来の備えやお金にはならないけれど、決して【無駄な時間】ではないのです。そのような時間もちゃんと【自分の時間】として成立しています。
「もっとも不幸な時間の使い方」とは?
つまり、時間の使い方で大切なのは、【役に立つことをしているかどうか】ではありません。
一番不幸な時間の使い方は、人のことばかり考えていること。
たとえば、彼氏や夫の行動ばかり気にしているとか、うらやましい生活をしている友人のことばかり考えてしまうとか、毎回嫌な気分になるのに有名人のSNSばかりチェックしているとか……。自分以外の「誰か」があなたの中に侵入し、その「誰か」が中心の時間を過ごしているとき、あなたは【生きた時間】を過ごすことは出来ません。ストレスや疲労などを感じ、自分にとってプラスになるものは得ることが出来ない時間なのです。
ただ、我々は誰しも人間ですから、このような時間も【まったくのゼロ】にすることは難しいということも事実かもしれません。しかし、意識的にこのような時間の割合を徐々に減らし、【自分のための時間】を取り戻すことは大切です。
生きた時間を過ごしていないと、私たちは停滞します。物事が動かなくなり、未来を切り開くパワーがダウンしてしまうのです。
自分の時間の使い方、ぜひ大切に考えてみて下さいね。
リル