フェアトレード~ココナッツオイルに込めた想い~

私たちは、このココナッツオイルを単なるオイルと考えず、消費者や生産者を始め、これに関わる全ての人に『最高のプレゼント』になると信じています。

<フィリピンには、ココナッツ庁というものがある>

庁と聞いて思いつくのは、宮内庁、警察庁、金融庁などでしょうか?
映画やファンタジーの世界ではなく、フィリピンにはココナッツ庁という実在する農業省の下にあるれっきとした庁があります。

フィリピンは、ココナッツ産業が盛んな国です。
ココナッツオイルの生産量では世界第1位でフィリピン国民の3分の1の人が、ココナッツ関連で収入を
得ているほどです。

さて、今回はココナッツ庁とココナッツオイルと社会貢献にまつわる素敵なお話です。

以前、について書かせていただきました。
このお話に登場するのは、筆者が油の講座で使わせている高品質のココナッツオイルをフィリピンから輸入取引されているココマーサの森和子さんです。

 

<気軽に社会貢献ができる仕組み>

ある日をきっかけに、ココナッツオイルの形状が2年ほど継続して仕入れさせていただいたものから全く別のものに変わった。
その理由を説明しに来られた時聴いたお話です。

ココナッツオイルの形状(可視的には瓶のカタチとラベル)が変わったのは仕入れ先のメーカーが変わったということで、これまで「地球上で最も安全なオイル」として打ち出してきた最高品質のものとは、見慣れていない別のものを持ってこられたことに、正直筆者は困惑しました。

仕入れ先を変えた理由は、森さんが単なる利益追求のためにココナッツオイルを拡販しようという考えではなく、社会貢献の一助とすることが目的だったからです。

ココマーサの森さんは、最高品質のココナッツオイルで、日本の子供から大人まですべての人に健康を寄与するのはもちろんのこと、フェアトレードという適正な価格で買取ることで、生産者や現地の障害児施設を支援するという社会貢献ができると考えています。

以前のメーカーさんでは支援するだけの利益が得られず、ただ自転車操業状態でした。
その後新たなメーカーを探し求めてたどり着いた産地がサンパブロシティー。

2016年10月。
ココマーサさんは、日本の知的障害児の書画展を、フィリピンのマカティシティーとサンパブロシティーで開催しました。
サンパブロシティーは、ココナッツ庁という国家機関を持つフィリピンの代表的な生産地だったのです。
サンパブロシティ産のココナッツオイルの成分を検証すると、以前取り扱っていたものよりラウリン酸が5%多く含有されていることがわかりました。
ラウリン酸……母乳に含まれる成分で免疫力を高める役割がある、ココナッツオイルが食べる抗生物質と言われるゆえんです。

つまり、ココマーサさんからオイルを購入することで
◎ラウリン酸55%の高品質なオイルを摂取
◎購入すると義援金に回る
◎フェアトレード(開発途上国の生産者をサポートすることに繋がる)
という健康と社会貢献合計3つのイイコトが付いてくるのです。

 

<オイルに込めた想いとは?>

まだ小さなお子さんがおられる森さんが、なぜ社会貢献、義援事業に力を注ぐのか
気になったので理由をお尋ねしました。