腸内環境を整えて、今以上の健康を取り戻す

メディアでも取り上げられるち「腸内環境」。人の身体は本当に神秘に満ちていて、細菌の力が本当に私達の健康を支えてくれているのですね。

 

皆さま、こんにちは。
編集部スタッフが実際におこなったリアル体験を紹介したいと思います。

 

健康のバロメーターは大腸で決まる

健康番組でよく特集されるのが、大腸のこと。大腸を整えれば健康になれると言われています。
腸内フローラを整えるために、ヨーグルトを食べなさいとか、野菜や果物を積極的に摂りなさいとか言われてきました。様々なサプリメントも販売されています。
なぜ、こんなにも大腸が大事になるのかと言えば、腸内には100種類以上の腸内細菌が住みついていて、びっしりと腸内に壁面を作って生息しているそうです。その数たるや、何と! 『約100兆個』
様々な細菌は、まるで植物が種類ごとに集団で生きているようなイメージ……ということで、「腸内フローラ」と名付けられている所以ですね。

皆さまもよくご存じの「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」はその腸内に住みついている代表的な細菌の名称です。
名前だけを聴くと、腸内を全て善玉菌で覆い尽くせば、健康になるかも! と思ってしまいがちですが、そう一概には言えないそうなのです。
全ては割合が大事! なのですね。
ちなみに「善玉菌」20%、「悪玉菌」10%、「日和見菌」70%だそうです。

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大腸検査を行ったきっかけ

力仕事と健康には自信があった私ですが、去年頃から下痢が頻繁に続くようになりました(汚くてスミマセン)。
どんなに冷たいものを食べても、寒い冬に半袖、短パンで過ごしていても病気知らずでした。
「何か悪いものでも食べたかな……」最初はそんなふうにしか考えていなかったのですね。

実際に下痢が続いても市販の薬を飲めば、次の日には治っていたので、自分の体調の変化に敏感になることはありませんでした。
その後、一週間後ごとに下痢が続きます。
「えっ! なんで?」
自分の頭の中にはクエスチョンマークが湧き上がってきました。
下痢が一週間ごとに続いて一か月。自分の中に気持ちの変化が芽生えました。

「病院へ行かなくちゃ……」そんな思い。

乱れた食生活が招いた結果なのか、何でも溜め込んでしまうこの性格のせいなのか、私の頭の中には、最悪の状態がグルグル渦を巻きながら走馬灯のように流れてきました。
そんなことを考えながら、愛しい3人の子供達の顔がそれぞれに浮かんできます。

今まで、精密検査の病院のドアをあまり叩くことがなかった自分が、意を決して「大腸検査」の受付を済ませていました。

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いざ! 検査台へ

検査は、前々日から始まります。
検査当日は、腸の中には何も入っていてはいけないので、前々日から消化のよい食事を摂らなければいけません。
摂らなければいけない……というよりも、その方が検査当日苦労しなくて済むからです。
大腸検査は、内視鏡検査なので、胃カメラ検査のように内部に何か残っていたら、それが異物と誤診されかねません。
検査までは、全てを出し切らなければいけません(ここも汚くてスミマセン)。

大腸検査を受けた人のコメントを参考にしながら、スムーズに検査に移行できるように心がけました。
腸内に残りやすい海藻や動物性油脂、穀物類は二日前から避けた方がよさそうです。
牛乳は、消化がいいと思いがちですが、こちらも避けた方がいいとのこと。
消化のよいうどん、豆腐、食パン、白身魚などがよろしいそうです。

初めての検査に、「痛いのかな、大丈夫かな」そんな思いが駆け巡っていましたが、
検査台に移された時には、意識はもうろうとしていて、内視鏡が腸の中をグルグル動いているのははっきり記憶しているのですが、終わって別室に移された時には、鎮静剤のおかげで約1時間くらいそのまま眠っていました。

痛い記憶はなく、「腸内のものを全部出し切る」ことの方が大変でした。

検査結果は、『異常なし』。

この初めての検査を通して、人は必要以上に物を食べているということが解りました。
時には「絶食」が自分の身体を回復してくれることをこの経験を通して痛いほど実感しました。

今後は、栄養のあるものを少しずつ……でいきます。