天国のペットが伝えてきたこと ~ 動物のミディアムシップ

ペットロスという言葉があるように、天国に旅立ったペットに対する飼い主の思いは深いものです。 私の動物のミディアムシップ経験についてお話します。

私が行うミディアムシップの約半分はペット(動物)のミディアムシップ依頼です。
私の経験では、犬と猫に関してはミディアムシップが可能です。

もともと学んだのは人間相手のミディアムシップだったため、犬と猫以外の動物たちはまだ経験がないのですが、その動物が飼い主のことを認識しているなら動物相手のミディアムシップは可能ではないかと思います。

 

天国から、そして生まれ変わって地上からメッセージを送る動物達

先日もペットについてのミディアムシップを行いました。
ご依頼主がまだ少女だった頃に飼育放棄という形になったワンちゃんへの後悔が拭えず、どうしても……との依頼で(文章にすることの許可をご本人から得ています)、通信をとってみるとすぐにメッセージがやってきました。

動物が生まれ変わるのにどのくらい時間がかかるのかはわかりません。
しかし動物の転生のサイクルは、人間に比べずっと早いのではないかと思います。
この子も既に生まれ変わっていて、地上のどこかで幸せに暮らしているようでした。

そのため正確には天国からというより、地上からテレパシーでメッセージを送ってきました。
天国からのテレパシーは上のほうからや、やや遠くから、小さくくる感じが多いのですが、このワンちゃんは地上から地続きでテレパシーを送ってきている感じがありました。
依頼主に飼われていた時と毛の色は同じでしたが、犬種は違っているように私には感じられました。

 

つらい経験は自分が決めてきたこと

そのワンちゃんは、自分はその生でそういう経験をすると決めてきたのだと伝えてきました。
依頼主とご家族は、自分がその経験を全うするために協力してくれただけだと。
だから誰も悪くないこと、後悔する必要はないこと、お世話をしてもらった記憶や楽しい記憶もあること、今は地上で幸せに暮らしていることなども伝えてきました。

もともと捨て犬で依頼主のもとで飼われることになった犬を育児放棄という形にするのは、当時依頼主がまだ子供だったとしても、酷いことをしたと後悔し続ける気持ちはわかります。

ペットにとっても人間にとっても、最初から最期までずっと良い関係、良い家族のまま、満足のいくかたちでペットを看取ることが出来たら、お互い幸せなのは間違いないでしょう。

しかしそうではない生のなかで学ばなくてはいけないこともあるのかも知れません。
人間と同じように、動物達も転生を通して様々な経験をし、成長するように計画を立てるのかも知れません。
依頼主に飼われていた頃は元気いっぱいの犬だったそうですが、転生して送ってきたメッセージの内容はとても成熟した魂を感じさせました。

 

天国に旅立ったペットに対する飼い主の思いは深い

天国に行った人たちの多くがその人らしさを残しながらも、遺族を気遣ったり励ましたりするようなメッセージを送ってきます。

ペットロスという言葉があるように、ペットに対する飼い主の思いは深いものです。
皆さん涙声で話をされます。
動物のミディアムシップが人間とまったく同じとは言いきれませんし、人間同様、様々なケースがあると思いますが、飼い主の後悔や心残りを解決するために、動物達はきっと協力をしてくれるのではないかと思います。

 

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