サンタクロースが黒くなった?~ブラックサンタ!クネヒトループレヒト~

私はクリスマスが大好きです。特にクリスチャンでもなんでもありませんが、楽しいことは大好きです。宗教的意味合いの強いクリスマスを望んでいる方々には、少々違和感があるかもしれません。でもみんなが笑顔になれるのであれば、それはそれでステキな意味合いがあるのではないかと思っています。

クリスマスといえば、サンタクロース。サンタクロースといえばプレゼントですよね。貰って嬉しいプレゼント!クリスマスではなくても、プレゼントは随時募集中です!!・・・冗談です。この記事をあなたが読んで下さっていること、私の書いている記事を喜んで下さる方がいることこそが私にとっては大切なプレゼントです。だって、それが私の原動力ですし、私の情報が役に立ってくれれば、それ以上の喜びはありません。

ブラックサンタって誰!?

よくクリスマスは恋人がいない、もしくは恋人がいても仕事で忙しいとか、何かと理由をつけて相手にして貰えない。大人だからプレゼントを貰えない。あげる立場になってしまったとボヤいている方々もいますが、こういうときこそ人間性が強く出ますよ。ここで凹んだり、ふてくされたりしていると、それこそ『ブラックサンタ』(クネヒトループレヒト)がやって来るかもしれませんので要注意です!

ブラックサンタ(クネヒトループレヒト)は、あまり日本では馴染が無いかもしれませんがドイツでは、結構有名人です。だいたい想像つくと思いますが、サンタクロースが「良い子専門」なのに対しブラックサンタは「悪い子専門」です。

「クネヒト」は「従者(サーバント)」という意味で、「ループレヒト」は人名です。『従者ループレヒト』という意味です。

ちなみにブラックサンタは、何をくれるかというと、簡単に言えば貰って困る物をくれると言われています。石炭やジャガイモ、動物の臓物などなどらしいです。石炭やジャガイモは役立つといえば役立ちますので貰って困ることはありませんが、臓物はちょっと要らないですよね。

ちょっと難しいサンタクロース論?

ブラックサンタ』はサンタクロースの従者。これ、気になりませんでしたか。善と悪で1セットなら対等な感じがしますが、従者ということは対等ではありませんよね。

容姿も描く人によって若干異なったりはしますが、サンタクロースのような華々しさは無く、どちらかというと、みすぼらしい感じだったり悪魔のような容姿だったりするようです。日本でいう『なまはげ』みたいなイメージで良いと思います。

ここで考えて欲しいのですが、サンタクロースって精霊ですよね。キリスト教の影響を受けたサンタクロースも、キリスト教の影響を受けていなサンタクロースも。一方ブラックサンタは、精霊とは言い難いですよね。厳密にはどちらに属するのかはわかりませんけど。でも、ブラックサンタとはライバル関係とかではなくて、役割分担されていることからも、精霊と悪魔も実は必ずしも敵対関係しているわけではなく、それなりのバランスを保って共存しているのかな、とも解釈できますよね。そんなふうに考えるとサンタクロースの意味合いって実は結構難しい気もしません。

クリスマスは冒頭にも書きましたが、ワクワクする楽しいイベントでもあり、人によってはジェラシーでネガティブになってしまったりする人もいるイベントでもあります。確かに、クリスマスといえども楽しいばかりではないのかもしれません。しかし、だからこそ私たちは、自分からワクワクを創りだし、元気でいられることに感謝して、些細なことでイライラせずに、人の幸せを素直に喜べるような、そんな日常を創って行けたら良いなと思います。

本当はブラックサンタも、みんなが嫌がることはしたくないのかもしれません。だって、そもそも悪い子にしか悪さしていないですから。教育的、道徳的指導の意味合いで鬼を演じている人だとしたら、ブラックサンタが憎まれ役にならなくて済むように、私たちも協力してあげましょう!