【ハロウィンは特別な日】
すっかり世間は「ハロウィンムード一色」。ここ数年で日本にもハロウィンが定着した感じがあります。といっても、「仮装してパーティをする」というレクリエーション的な面ばかりが取り入れられ、「本来のハロウィンの意義や歴史」といったものはほとんど伝わっていないようです。
そもそものハロウィンは、日本で言うところの「お盆」のようなものであり、「あの世から死者が戻ってきたり、異界から魔物や妖精などが訪れる日」でした。さらに源流をたどると、「秋の収穫に感謝する豊穣の祭り」だという説もあります。
どちらにせよ「エネルギー的に特異な日」であることは確かであり、中世にはこのエネルギーを利用して、天からのメッセージを受けとるために、「様々な占いが行われる日」でもあったのです。
【ブラックムーンとは?】
そんな特別な日であるハロウィンに、今年はもう一つ特別な要素が重なります。それが「ブラックムーン」。こちらは、ブルームーンやスーパームーンなどに比べると、「比較的近年に生まれた概念」であり、そのために定義もハッキリしておらず、今のところ、「4種類のブラックムーンの定義」が存在しています。
一つ目は「1ヶ月に2回新月があること」、二つ目は「春分、夏至、秋分、冬至で区切った、3ヶ月間の間に新月が4回あった場合、その3回目」、三つ目は「1ヶ月のうち満月の日がないこと」、四つ目は「1ヶ月のうち新月の日がないこと」となっています。
三つ目と四つ目は、正反対のことを書いているようで、かなり混乱を招くものですし、二つ目も、なかなかわかりにくいために、このままでいくと最初の「1ヶ月に2回新月がある」というのが、ブラックムーンの定義になっていくように思えます。
今回、ハロウィンと重なるのも、この1ヶ月のうちに2回新月があるというパターン。「10月1日と、10月31日が新月」となっています。ちなみに、ハロウィンに新月が重なるのはかなり久しぶりで、「なんと19年ぶり!」 そこに、ブラックムーンが重なるというのは、「かなり貴重なタイミング」といえます。
ブラックムーンのベースとなっているのは「新月」。文字通り、月が隠れてしまって見えないために「ブラック」という名称がついているのでしょう。新月というば、「スピリチュアルな世界ではとても大切」にされています。古来から、「新月は満月へと向かってエネルギーが高まっていく時期」とされ、魔女にとっては「成長に関する魔術などを行うタイミング」であるとされていました。
【陰のエネルギーは芸能運や金運をもたらす】
また、最近で新月のワークとして、「願い事を叶えるために新月のエネルギーを利用する」ということが広く行われており、このワークを行って「いい結果が得られた」という人も多くいることから、人気を集めています。
今回のブラックムーンでも、基本的には新月のワークと同じことが出来ますが、2回目の新月であり、なおかつハロウィンに重なっているということを考えると、通常よりも「陰のエネルギーが強い」といえます。
前述したようにハロウィンは、死者や魔物といった陰の領域の存在が現世に戻ってくる日ですし、新月からエネルギーが回復していくことからもわかるように、新月は「エネルギー的に陰が極まっている状態」です。
「陰」という表現をすると、文字通りネガティブやマイナスといったイメージがあるかもしれませんが、陰が極まった新月に願望をかけることで、願い事が叶うように、陰のエネルギーを活用することは可能です。
特に、「水商売関係、芸能界などに関わる人」は、今回のブラックムーンを活用しておくことをオススメします。
なぜならば、こういった分野は、「陰のエネルギーが強い方が運気が上がり、金運や成功運を引き寄せる」ことができるからです。そこで、ブラックムーンにあわせて新月の願望を叶えるワークを行うと、「通常よりもよりパワフルな力を得る」ことができるでしょう。
また、陰のエネルギーを利用して、「ご先祖様や死者にメッセージを伝える」のもありでしょう。陰のエネルギーが強くなっていると、そういった存在と繋がりやすくなります。
といっても、直接エネルギーを繋げてしまうと、「陽の気が弱まって肉体に影響が出たりする可能性もあります」ので、「お仏壇にお供えをしたり、お墓参りをする」といった形でメッセージを伝えるのがベストです。
珍しいハロウィンとブラックムーンが重なった日ですので、陰のエネルギーをどのように利用するかをしっかりと考えてアプローチしてみると、大きな成果が得られることでしょう。
Halloween and Black Moon.
Get a good luck at the Black Moon.
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